マッチングアプリ人気でも結婚が増えないわけ。男女それぞれの難点
結婚に至らない理由は男女で異なる
私は長年、ウエディングや婚活のビジネスに携わっており、結婚を希望する人やカップルに接してきました。そこで感じるのは、自分をさらけ出して相手と向き合える人が減っているということです。それこそが理想に近い相手と出会うことができても、結婚には至らない1番の理由です。
これはマッチングアプリの利用者に限りませんが、多くの男女を見てきて感じる「結婚を希望しながらうまくいかない理由」は男女でそれぞれ違います。
まず男性に共通する理由は、自信のなさです。自分をさらけ出せないのもここから来ている部分が大きいですが、自分の容姿、経済面、肩書きなどを肯定できない、劣等感が強い人が増えていると感じます。
これは30代、40代に限らず、10代、20代でも同じで、こちらから見たら申し分のない経歴のような人でも自信がなく、女性とつき合えないと思っていたりするのです。経済的に自信がないという理由で、嘘の理由を言ってデートの誘いを断ってしまう男性も実在します。
「イケメン好き」の女性が結婚できない理由
一方、女性の理由は、相手のスペックを重視しすぎることです。「イケメン好き」のように相手の男性の容姿にこだわるなど、結婚相手に夢を持ち過ぎている人が多い印象です。
もちろん、好みはあって当然なのですが、そこにこだわりすぎると、条件に合う相手にはなかなか巡り合えないということになります。同じスペックでパートナー探しをして、マッチする相手が見つからない時は、少しずつ条件を変えてみる柔軟性も大切です。5つ条件があったら、それに優先順位をつけて上から3つに絞りこんでみると、可能性は大きく広がることに気づけます。
条件にとらわれすぎると、同時に自分自身も相手の条件に合った存在であるべきだというプレッシャーがかかり、なかなか自分をさらけだせないことになります。