1年落ちで3割安い!自動車評論家がイチオシする、高コスパな中古車4種
中古車選び、走行距離よりも大切なのは?
買う場所が決まったら、具体的にどんな車を買うべきかだ。
「平均相場より1割以上安い車は何かしらの問題を抱えている場合が多いので、足切りしましょう。そのうえで、燃費の良いハイブリッド車であれば、走行距離や年式にそこまで神経質になる必要はありません。むしろ、中古車の良しあしを決めるのは車内のにおい、タイヤの溝の深さ、車体の高さなど、前オーナーの扱い方と整備履歴です。また、運転癖が変わると不備が生じることが稀にあるので、無償保証がついているなら最初の1か月はガンガン乗ってください」
なお、出費を抑えるなら「カーシェア」や「サブスク型の中古車リース」という選択肢もあるが?
「どちらも“他人の車”を使用しているので、返却時間、車内の汚れ、カスタマイズや途中解約の不可など、さまざまな時間的かつ精神的な制約が課せられます。これでは、自動車本来の醍醐味である“自由さ”が失われ、せっかくの家族団らんを満喫できません」
伊達氏がオススメする中古車
今回、伊達氏がオススメする「“小さな高級車”と言われるトヨタのSAI」「総合力がピカイチのスズキのソリオ」「トップクラスの走りを実現するマツダのプレマシー」の国産車3台は、いずれも移動手段として高性能な車、つまり、自動車の本質的な豊かさを安価で味わえる中古車だという。
「1年落ちの車が3割近く安く買えるコスパの良さはもちろん、新車と同じ予算なら上級グレードやワンランク上の車種に手が届くのも中古車ならでは。新車に比べ、市場に出回っている車種が圧倒的に多いので、家族の好みに合った車を探せるのも嬉しいですね」
【トヨタ SAI】ハイブリッド専用セダン・支払総額は約70万円
「レクサスHSが兄弟車で、“小さな高級車”と言われるほど、走りを追求しています。見た目に華やかさがないため人気が出ず、すでに廃番モデルですが、安価で手に入れることができます」(伊達氏)