飲食店100軒以上のコロナ対策を点検したスタッフが証言「感染対策の決め手は」
休業や長引くとモチベーションも低下
「点検項目は満たしていましたが、休業中であっても感染リスクを考えていない。そもそも一緒に騒いでいた彼らはバイトだったのか? 店長の友人たちではないか? という疑惑も生じ、感染対策リーダーとしての自覚がない店主に、合格点をあげたくなかった」
稲葉さんはそういって「悔しい」と語ります。
「一方、東京都の要請を聞き入れて酒類提供をストップし、時短営業や休業を行ってきた店の顧客たちが、深夜まで営業の酒類提供の店舗に流れていくと悔しそうでした。コロナが収束した時に、顧客が戻ってきてくれるかどうかの保証もなく、休業や長引くとモチベーションも低下してしまうと嘆いています」
真面目に要請通りに行動している店主がバカを見てはならない。顧客も、そして東京都もそのあたりをしっかりと認識すべきですね。
<取材・文・撮影/夏目かをる>