⑤ マルチエンドのゲームを漫画化『シュタインズ・ゲート』

『シュタインズ・ゲート』
作者名：さらちよみ／5pb.×ニトロプラス
出版社：KADOKAWA

『シュタインズ・ゲート』

　いまだ厨二病から抜け出せない大学生の主人公。「未来ガシェット研究所」というメンバーわずか3人のサークルで、ヘンテコ発明品を作る日々を送っていました。しかし、偶然にも過去へメールを送る「タイムマシン」を作ってしまったことで、世界を巻き込む「大事件」が起こってしまい……。

　ゲームから始まりアニメ、マンガと数々のメディアミックスで話題になった『シュタインズ・ゲート』（「これがシュタインズ・ゲートの選択だ」というあの有名な台詞を真似した経験がある人もいるのでは？）。

　なかなかタイムマシンの全容が見えてこない中で、予想と実験を繰り返しながら謎の解明を試みる主人公たちですが、だんだん足を踏み入れてはならない領域に入ってしまい、「未来ガシェット研究所」のメンバーたちの命も脅威にさらされていきます。

　運命は変えられるのか？ 大事な人の命を救うことはできるのか？ ゲームと違ってエンディングはひとつですが、ぜひその結末を見届けてください。また、タイムリープを「科学的理論」で考察した作品であることも本作の特徴。

　タイムリープって科学の力で実現不可能と決めつけていませんか？ 読んでいる内に実現できそうな気になってくる作品です。

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　以上、『東京卍リベンジャーズ』で再び注目度が上昇中の、人気の「タイムリープ」マンガ5作品を紹介させていただきました。「もしも今の記憶そのままで、あの頃（過去）に戻ってみたなら……」という妄想を誰しもしたことがあると思いますが、マンガを読んで主人公たちの気持ちに自分を重ねてみてはいかがでしょうか（やり直し人生もそれなりに楽ではなさそうです）。

＜TEXT／総合電子書籍ストア「ブックライブ」　西村 葵＞