若手社員に聞いた「上司のイラッとした発言」8つ
5.「大事なことだけ報告して」
「上司から、定期的に業務進捗を報告をしてほしいと言われたので、A4用紙1枚で自分の担当している案件の進捗を伝えたら、『小さな情報はいらないから、要点だけ説明して』と。
忙しいのはわかるんですが、事前にどの程度の情報がほしいのか決めてから言ってほしいですよ。こんなこと言うと、“忖度力”がないと見られるんですかね(苦笑)」(男性・20代)
6.「その趣味って仕事に役立つの?」
「自分の趣味は、映画鑑賞や読書など、1人でできるインドア系。上司は真逆でスポーツなど複数人でやるアウトドアが大好きなんですよね。
この前、自分が上司と雑談してる時に最近面白いと思った映画の話をしたら『それって仕事に役立つの?』と……。
ワーク・ライフ・バランスってなんなんですかね。趣味も仕事にまつわることにしたほうがいいのかと結構本気で考えました」(男性・30代)
7.「リーダーシップが足りないんじゃないの」
「関係値が深いお客さんを上司から引き継ぐために、上司と2人で商談に臨みました。商談はうまくまとまったものの、上司から帰り際に『もっとお前がリーダーシップとらなきゃだめでしょ』と。
普段から前に出すぎると怒られるので空気を読んだつもりが裏目にでちゃいましたね。自分から引き継ぐって言ったのに、お客さんを盗られるのが怖かったんですかね(笑)」(男性・30代)
8.「それは自分でなんとかしてよ」
「普段から細かいところまで見てくれる直属の上司で、随分とお世話になっていました。ある時、彼のさらに上司にあたる課長から直接、僕が大きな仕事を任されることになったんです。
これからのことが不安だったので上司にアドバイスを求めたら、『それは自分でなんとかしてよ(笑)』と。
上司の頭越しで話を進められたことでプライドが傷ついたのか、それからめっきり話をしなくなりましたね。『自分はこんな器の小さい上司にならないようにしよう』と誓いましたね」(女性・30代)
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人間関係のもつれはこのようなコミュニケーションの小さなズレから始まることが多いのではないでしょうか。
ときには「相手が悪い」と決めつけるのではなく、「自分が変われば、相手も変わってくれるかも」と行動してみることも必要なのかもしれません。
<取材・文/船方翔馬>