名古屋市長「金メダルかじり事件」、アメリカで「珍事」と報道された顛末
東京五輪の金メダルはリサイクル金属
東京五輪の金メダルはリサイクルの金属でできている。そのため、東京五輪組織委員会の公式Twitterでは、「公式にお伝えしますが、東京五輪のメダルは食べることはできません。日本人の電子機器の寄付によるリサイクル(金属)でできています。(本物の金ではないので金かどうかを確かめる必要ない)ので、メダルをかむ必要ありません。でも、かむとは思っていますが」とメダルをかむ仕草をしている選手の写真とともにユニークなメッセージを投稿している。
We just want to officially confirm that the #Tokyo2020 medals are not edible!
Our medals are made from material recycled from electronic devices donated by the Japanese public.
So, you don't have to bite them… but we know you still will #UnitedByEmotion
— #Tokyo2020 (@Tokyo2020) July 25, 2021
一方、純金ではなくてもメダルはかむ力によっては歯形がついたり、メダルに歯が食い込んだりすることもあるという。
ちなみに、2010年冬季バンクーバー五輪では、ドイツのリュージュのダビット・メラー選手が銀メダルを獲得し、そのメダルをかんで写真に収まった際、歯が折れる珍事があった。
キズをつけず綺麗な状態のままメダルを記念に保存したい選手にも、勝利の記念としてメダルに歯形をつけたい選手にも、日本製メダルを一生の思い出として喜んでもらえるのは、東京五輪を開催した意義のひとつとして喜ばしいことだろう。
<TEXT/藤本庸子 Yoko Fujimoto>