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元女子YouTuberが語る、動画の魅力「日常の姿が“性に悩む子供たち”の救いに」

暮らし

もし、10代のころに自分のような発信者がいたら…

大学時代の奏太さん

大学時代の奏太さん

――動画をきっかけにカミングアウトという人が多いんですね。

奏太:他にもトランスジェンダーの人と付き合っていて、今後のことで悩んでいるという方もいました。その方の悩みに応える形の動画を投稿したら、「良い方向に進んだ」という連絡をもらえました。

――もしもご自身が中学生や高校生の時に、奏太さんのような発信者がいたらどのように思ったでしょうか。

奏太:どうでしょうか、考えたことがなかったですね(笑)。自分で言うのも何ですが、心強かったんじゃないかな……。僕は性転換をするまでに悩んでいた時期もあったのですが、もしかしたらもう少し早く性転換をしていたかもしれません。

将来は映画をつくりたい

――今後の目標を教えてください。

奏太:チャンネル登録者数を100万人にしたいです。でも、何が何でも100万人を達成するということではないです。「動画を通して誰かの何かのきっかけになる」ということが本来の目標です。そして将来的には映画を作りたいですね。

――映画を作りたいというのは、YouTubeの中でもときおり話していますね。

奏太:今ではYouTuberとして認知されていますが、僕はもともと「出る側」よりも「作る側」になりたかったんですよ。そのために大学は大阪芸術大学を選んで、映像について専門的に学びました。そういった経緯もあるので僕のYouTubeチャンネルを知った昔からの友人には「自分が出るんだ」って驚かれます。

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