4人組バンド「緑黄色社会」から、働く20代へのメッセージ「焦る必要はない」
どの仕事も、無駄ではない
長屋:働くことにはいろいろな目的があると思いますが、周りを見ていると、無感情だったりマイナスな気持ちで働いている人が多いなと思うんです。
仮にそれがやりたいことではなかったとしても、そこにやりがいがあり、守る人がいれば、それは別にお金でもいいのですが、そういうことがあればきっと意味が出てくると思う。一度しかない人生、壱誓も言ってましたが、後悔しない生き方をしてほしい。まだ遅くはないので、ぜひ見つけてほしいと思います。
穴見:天職という言葉がありますが、それが見つかるタイミングは本当に人それぞれだと思っていて、だから何歳だからで焦る必要は全然ない。許されるのであれば、のんきに好きなことを探し続ければいいと思うし、見つかったのであれば、時間を忘れるくらい没頭したほうがいいと思う。
peppe:音楽というカタチのないもの、目に見えないものを届ける仕事をしているのですが、それに対して、いま座っているこの椅子のようにカタチに残るものを届けている人がいたり、どの仕事でもそれによって助かっている人がいるんですよね。みんな、誰かの役に立っている。必ず何かにつながっていると思うので、どの仕事も無駄ではない。
自分が納得するのにどれくらいの時間がかかるかわからないし、人それぞれのところもあると思いますが、続けてほしいなと思います。それが何年かかるかわからないけれど、続けることは大事だと思います。
<取材・文/トキタタカシ 撮影/山田耕司>