『オドぜひ』出演の“スーパー人間”が商社を辞めてカナダに行ったワケ
「新しくて価値のある経験」ができるかどうか
高羽さんのCo-opビザの期限は2022年2月まで。それ以降は「ワーキングホリデービザ」か「ワークビザ」に切り替えて、カナダでの滞在期間を伸ばす予定だ。そこで日本語教師としての経験を積み、さらなるステップアップを考えている。
「日本語教師の需要が高い東南アジアなどの大学で、レベルの高い日本語を教えることが今の夢です。その夢を叶えるためにキャリアプランを考えて、ひとつずつ達成していくつもりです」
夢に向かって臆することなく突き進む高羽さん。その行動力や決断力はいったいどこから来ているのだろう。
「ぼくが行動や決断をするときは、『自分にとって新しくて価値のある経験ができるかどうか』というのを考えています。『オドぜひ』に出演したのも、新しいことや面白いことをやりたいという思いがあったからです」
これまで新たなチャレンジをして、後悔したことはないのかと筆者が質問すると、少しの衒いもなくこう答えてくれた。
「これまで新しい挑戦をして後悔したことはないですし、その後悔がないように努力することが一番大事だと思います」
レールから外れることを選んだ高羽さんの人生は、これから新たな軌道に乗っていくに違いない。そう思わせてくれるほど、彼の言葉は力強かった。番組を盛り上げる“スーパー人間”の本当の姿は、常に自分を信じて挑戦し続ける熱き男である。
<取材・文/新妻 翔>