キングオブコント王者がカレー屋をオープン 「初期費用は3ヶ月で回収できた」ワケ
赤坂店で3か月修業した後、店舗経営に
――間借りだとしても、飲食店経営を始めるのはなかなか大変だったのではないでしょうか。
槙尾:そうですね。わからないことばかりだったので、自分の店を持つ前に、カリガリカレー赤坂店で修行することに。カレーの作り方はもちろん、帳簿の付け方や仕入れ方法についても教えてもらいました。その間に食品衛生責任者の資格も取得しています。
3か月ほど働いて、「ひとりでもやっていけるかもしれない」と思い、店舗運営に本腰を入れました。でも実際は全然わからないことだらけで。看板づくりやメニューのデザイン、SNSの運用など、手探りをしながらコツコツ準備をしました。
初期費用は30万ほど。約3か月で回収
――間借りのカレー屋を始めるにはどれくらいお金がかかるのでしょうか。
槙尾:初期費用は全部で30万円くらいですね。バーにある備品は借りられましたが、炊飯器やカレー用の食器など、カレー作りに必要なものは自分で用意しました。また、仕入れや人件費、看板やメニュー表、ユニフォームの制作費用なども含まれます。
――飲食店をゼロから始めるよりは、かなり予算を抑えられますね。
槙尾:家賃も抑えられるのは大きなメリットです。間借り営業の場合は、僕の場合は、毎月バーの家賃から25%を固定で支払う契約になっています。撤退費用もほとんどかからないのもありがたいポイント。
万が一、うまくいかなくても大きな負債を抱えるリスクは低いと思います。売り上げに関しては正直、ランチタイムだけの営業だとそこまで多くはないです。それでも初期投資は約3か月で回収できました。