自己流の糖質ダイエットで、軽度の高脂血症に…30代男性の後悔
食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎの診断
武田さんがその過ちに気がついたのはつい先日のこと。会社で毎年、行われている健康診断の結果を見たときのことでした。
「健康診断で初めて引っかかってしまって……。それも中性脂肪とコレステロールの数値が高いという結果が出てしまったんです。去年まで平均値だったのに、この1年間でかなり上がってしまったようで。軽度の高中性脂肪血症で、総コレステロールは境界域でした。
数値が上がった原因を調べてみると、コレステロール値が高くなるのは脂肪の多い肉や乳脂肪分の多いバター、チーズ、即席麺などの食べ過ぎ。中性脂肪値が上がるのは、果物や甘いお菓子の食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎと書いてありました。お酒は一応、糖類ゼロのものを飲んでいたんですけれどね……」
自己流ダイエットは“自分に都合の良いダイエット法”
武田さんがやっていたのは、健康を損ねかねない間違ったダイエット方法だったのです……。
現在、武田さんはダイエットについて本などで勉強したり、医師のアドバイスを参考にしながら、中性脂肪値とコレステロールの数値を下げるために、肉中心の生活をやめて、魚や海藻を多く摂るようにしているのだそう。さらに、中性脂肪値を低下させるといわれているEPAが配合されたサプリを飲みはじめたそうです。
ダイエットで失敗する人って、しっかりと調べずに自分に都合の良い解釈をして「ダイエットしている気」になってしまいがちなんですよね……。「痩せたいけどどうしたらいいのかわからない」という人は、医師などの専門家に指導してもらうのがベストでしょう。
<取材・文/結城>
特集[令和の若者ダイエット事情]
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