付き合えた理由は誰にも言えない「僕が邪魔しなければ…」28歳男性のある後悔
付き合っていたかもしれない2人
合コンをした日からSさんが気になっているとFさんに相談していた滝川さんは、交際直後にFさんにもそのことを報告。すると、Fさんから思いも寄らなかったことを聞かされるのです。
「実はFも合コンの日にSが気になっていたようなんです。でも、僕が好意を寄せているのを知って、応援することに決めたとのことでした。SからのLINEも無視していたみたいで……僕が邪魔しなければあの2人は付き合っていたかもしれないんです」
付き合えた時点で嘘をついていたことに罪悪感を覚えていた滝川さんでしたが、Fさんの気持ちを聞いて、さらにその気持ちは大きくなっていきました。しかし誰にも言うことはできません。
今も残る大きな後悔
それ以降もSさんとは仲良く過ごしている滝川さんでしたが、やはり嘘をついていたことがずっと心に引っかかっていました。そして、いつか嘘がバレる日が来るのではないかとビクビクしながら過ごしているといいます。
「自業自得なのはわかっています。最初にもっと努力して嘘なんかつかずに自分らしくアプローチすればよかったって何度も考えてしまって。そうすれば何も気にすることなくもっと楽しく付き合えていたのかもしれないって後悔しています」
必死になるあまり嘘で彼女を振り向かせてしまった滝川さん。きっとその後悔はいつまでも感じ続けることになるのでしょう。人に対して誠実であることが、誰かと付き合う上で重要なことなのだと改めて感じさせるエピソードでした。
<TEXT/つる>
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