年収1億円起業家の「史上最大のミス」とは?誤発注で社長が激怒
失敗3:関係ない会社の電話番号に…
株本:あとやばかったのは「FAX DM」っていうのがあるんだけど、要はFAXで広告を一斉に1万社とかに送るの。業者に「この内容で1万社に発送してください」って言って、データ納品したのね。
それを納品する時に必ず一番下に「配信停止したい場合はこの番号に」って書かなきゃいけないのよ。その発送元の電話番号を、全然関係ない会社の電話番号を送ってしまったことがある。1回送ると100社以上返ってくるのよ。それでE社から「何かFAXが止まんないんですけど」ってめちゃくちゃキレられた。
その時は1人で行って「誠に申し訳ございません」って言ったんだけど、「これって、営業停止期間の損害賠償してくれるんですか?」って真顔で言われて、「会社に確認します」ってとりあえず戻った。そして、社長に確認したら、また「はっ!? はっ!?」って感じに(笑)。
山本・風薫:あははは。
株本:汗かいた失敗ですね。
山本:その損害賠償は結局、払ったんですか?
株本:それはね。許してくれた。
山本:めっちゃ謝ったら許してくれたんですか?
株本:菓子折り持っていった。
山本・風薫:あははは。
山本:ド鉄板の謝り方!
失敗4:顧客に大損させてしまった
株本:これはミスじゃないんだけど、フランチャイズのサイトをやってた時に、一番問い合わせがくる掲載場所を上司と奪い合った。この場所に載せたら必ず問い合わせがくるところに。
で、みんな自分が担当してるお客さんを良い場所に載せたいよね。売り上げも伸びるし。あるとき、大手学習塾のグループにその掲載枠を使って「月100件の問い合わせがくる」って提案をしたら、受注できたのよ。その1週間後、そこに広告を載せたのね。
そしたら社内政治で急遽、そこの枠を外されることになったのよ。それで、たとえば「月100件の問い合わせで100万円」という契約だったのに、結果、1か月で来た問い合わせが4件だったの。俺は契約結んじゃったし、請求書100万円送ったのよ。
株本:一応、契約書も交わしている上場企業だから、払わないことには基本できない。そしたら、超キレて、俺が部屋に入ると執行役と取締役と事業本部長の3人がコの字に座ってて「株本くんそこ座って」って言われて、そこから1時間半ひたすら激詰め。
俺は言い訳のしようがないし、言い返せることも何もなくて。ひたすら「申し訳ございません。おっしゃる通りです」って謝ってなんとか帰れたんだけど、汗ダラダラで「はー、しんどかった」みたいな。
山本:修羅場ですね。
株本:修羅場というかミスだね。それが俺の仕事に関しての3大ミスですね。
山本:3大ミス!
株本:まぁ、3つ以上言った気もするけど。
山本・風薫:あははは。