コロナで「民泊」は壊滅。それでも勝ち筋を狙う人の逆転発想
インバウンド復活を見越し、リゾート物件を狙う
初期投資を回収し終わる頃には、「状況も改善している」と鈴木氏は展望を語る。
「最悪『1年間のキャッシュアウトは辛抱しよう』と腹をくくっています。ワクチン次第なので楽観視はできませんが、来年4月には再び外国人旅行者を受け入れる態勢が整うのではと期待しています。それまでに首都圏や都区内に民泊物件を増やしておきたいですね。
きたるべきインバウンド復活に備えて不動産サイトで首都圏のリゾート物件に出物がないかチェックしています」
資産力のある強者にとって、死者を狙うハイエナ戦法は有効だ。
鈴木氏の所有民泊物件
【箱根(ボタニカルカフェ風施設)】
強羅駅から徒歩3分の一軒家貸し切りタイプ。最大11人まで宿泊可で、3度目の緊急事態宣言中でもファミリーの利用者がいたという。内装をボタニカルカフェ風にして女性客も取り込んだ。
【福岡(ヨーロッパ風施設)】
女性の利用客を強く意識して、花柄のベッドカバー&掛け布団。壁紙シールで、女性が好むヨーロッパ調の部屋に。福岡はコロナ感染者が多く稼働率は低いが、収束したら稼ぎ頭に。