死んだはずの奥さんが店に…真夏の不動産恐怖体験/#全宅ツイ
「実は『増築未登記』があるみたいでして……」
買い付けを入れたビルは、未申請のまま増築工事が行われた違法建築物件だったのです。
「すぐ信金に『あのビル、違法建築でした。買えないっす。ごめなさい!』とお詫びの電話をしましたよ」
しかし、ここでさらなる恐怖体験がどエンド君さんを襲います。なぜか信金担当者がなかなか電話を切ろうとしないのです。
「でもあのビル、支店長からも高評価でうちで『月内で融資しよう』って話になってるんですよ? 道路からみて4階までしか見えないならこちらも写真を撮る時に4階までしか写さないようにするけど、どうです? そもそもいまさら登記する必要ってあるんですかね」
必死に食い下がる信金マンから、どエンド君さんは怨念にも近い、ある種の恐怖を感じたといいます。
「最近は預金通帳の水増しや、二重契約が流行っているようですが、不正融資には一切手を染めないのが私のポリシー。結局この取引はブレイクとなりました。それにしても営業ノルマって本当に怖いですね」
全宅ツイ会員が語った、背筋も凍る不動産恐怖体験。おわかりいただけただろうか。
<取材・文/栗林篤>
【どエンド君 @mikumo_hk】
零細IT企業でimodeサイト退会遷移複雑化プランナーを経て失職。歩合給を握りしめ韓国エステ店を買ったところから不動産投資家デビュー。買ったその週末に漏水して不動産屋を恨んだこともありますが…家賃収入とローン返済の隙間で暮らして10年が経ちました。借金10億円をめざして頑張ってます