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東大生が“浪人生活”で得た最強メンタル「失敗を恥ずかしいと思わなくなった」

学び

 東京大学多浪交流会は、2年以上の浪人期間を経て東京大学に入学したメンバーによるサークルです。2021年2月には『多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法』(KADOKAWA)を出版するなど、全国の東大を目指す受験生・浪人生を応援する活動を続けています。

東京大学

※画像はイメージです

 前回に引き続き、サークルのメンバー6人に浪人経験を通して学んだこと、得られたものとは何だったのかを聞いてみました。

話を聞いたのは“東大多浪”の6人

 今回集まってくれたのは、この6人です。

◆安田知明さん
東京大学多浪交流会の副代表。理学部物理学科3年生。浪数は2浪で、予備校に2年間通って東大に入学。

◆浦彩人さん
工学部機械情報工学科3年生。予備校に2年間通って東大に。

◆坂本新悟さん
薬学部の3年生。2浪。現役のときに東京工業大学に合格し、2年間の仮面浪人を経て東大へ。

◆杉山太一郎さん
理科二類の1年生。4浪。3年間予備校に通ったあと、一橋大学に入学。1年間の仮面浪人を経て東大合格。将来進みたい学部はまだ決まっていない。

◆鈴木七瑠さん
理科二類の1年生。2浪。現役で慶応大学に入学したが、東大受験を諦めきれず、2年間の仮面浪人を経て東大へ。理学部の数学科か物理学科に進みたいと思っている。

◆平野秀大さん
理科二類の2年生。2浪。1浪目に北海道大学に合格し、1年間仮面浪人して東大に入りました。将来進みたい方向はまだ決まっていない。

遠回りすることに抵抗感がなくなった

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東大多浪交流会のオンライン飲み会の様子

――多浪経験で学んだことは、今後の学生生活や社会人として生きていく上でどのように役立てられると思いますか?

安田:ひとつのことに打ち込んで、他人に遅れをとりながらも頑張り続けるという経験は、人生において誰しも通る道なのではないでしょうか。時間を費やしてでも、成功した経験は今後の生活でも役立つと思います。

 ずっと目標にむかってやり続ける忍耐力、遠回りすることへ抵抗感がなくなるのは強みとして働くこともあると思います。多浪したからこそ地道に努力しつづけることの大切さに気付けた人もいますしね。

平野:忍耐力もそうですけど、遠回りすることへのブロックが外れるという点を僕は感じますね。

――著書のなかには文系から理系に転向して合格した方の話が印象的でした。自分の得意不得意や本当にやりたいことを知るためにはどのようなきっかけが必要だと感じていますか。

安田:失敗体験から学ぶということに尽きますね。不合格という結果も大きいですし、2〜3年間自分と向き合うことで、今まであまり勉強してこなかったところなど、自分の弱い部分を見つけることができます。勉強してきたけど、勉強の仕方がよくなかったという反省もできますし、得意不得意は時間がある程度教えてくれると思うんですよね。

 基本的に浪人は孤独なので、自分の過去を振り返る時間もできます。そういうときに自分の弱いところを見つめ直せますよね。

多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法

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何年もかかったからこそ伝えられる、真に必要な勉強法をこの1冊に凝縮。2浪以上の現役東大生のみが入れる東京大学多浪交流会による、合格の極意

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