夜中に「キェェッ!」。いきなり部屋に飛び込んできた隣人に仰天
問題が起きることは最初から知っていた?
さすがにこれでは安心して住めないと感じて、不動産会社や大家さんに相談するも、話を聞くだけで、具体的に何か対応をしてくれることはなかったそうです。
それでも食い下がって何度も訴えたところ、大家さんから所有している別のアパートに敷金礼金なしで入れるという条件を提示されました。築年数が新しい分、家賃は高くなるものの、これに応じる形で退去します。
「不動産屋も大家さんも隣の方がどんな人か知っていたらしく、それが一番腹が立ちました。隣人のことなんて説明義務にないかもしれませんけど、こういう情報も教えてほしいと感じました」
認知症で独居の高齢者が、周りからも放置されているとは、残酷な社会です……。
賃貸や分譲を問わず、引っ越し前に隣近所の住人についての情報を知る機会はほとんどありません。不動産会社も個人情報を理由に教えてくれませんが、住環境に関係することは事前に告知してほしいものです。
<取材・文/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>