夜中に「キェェッ!」。いきなり部屋に飛び込んできた隣人に仰天
あまりに不審すぎる隣人の行動
この時点では嫌われていると思ったそうですが、怖いと感じたのは夜中や休日に隣室から「キェェェェェッ!」などの奇声が時折響いてくること。最初は嫌がらせかと思ったそうですが、それにしては男性の行動に不審な点が多かったといいます。
「ある休日、買い物からの帰りに近所の路上でその方を見かけたんですけど、ブロック塀の壁に向かって1人でブツブツと、しゃべっていたんです。また、別の休日にはベランダでずーっと空を見上げてる。
私が午前中に洗濯物を干したときも、夕方に取り込むときも同じ姿勢のまま。ずっとその状態だったかは知りませんが私を嫌っていたわけでも嫌がらせでもなく、ひょっとしたらこの方は認知症なのではないかと思ったんです」
それでも奇声は相変わらず聞こえ、寝るときは耳栓が欠かせない状態に。でも、それをすると目覚ましが聞こえず、危うく会社に遅刻しそうになることが一度や二度ではありませんでした。
土足のまま侵入されてしまう…
そして、極めつけは住み始めて3か月ほど経ったある週末の出来事。その日は特に予定もなかったので部屋で動画サイトを見ていると、突然ドアノブがカチャッと回る音がしたと思ったら例の高齢男性がいきなり部屋に入ってきたのです。
「いつも必ずカギをかけるようにしていましたが、このときはたまたまかけ忘れていたんです。ただし、そうであっても突然知らない人が自宅にいきなり無断で入ってくるなんて通常はありえないじゃないですか。
しかも、あの人は靴も脱がずに土足のまま上がり込んだんです。慌てて外に連れ出しましたが、この日を境に何度もドアノブをカチャカチャと回す音が聞こえるようになりました。カギだけでなくチェーンもかけるようにしたので家に入られたのは最初の1回だけですけどね」
今思えば、認知症だったら部屋を間違えたのかもしれず、高齢男性のことも気の毒になってきます。