元手30万円を100万円に。「割安成長株」の見分け方を“億り人”が伝授
日経平均株価が一時は3万円を超え、バブル期以来約30年ぶりの高値圏で推移中。投資ブームが過熱する今こそ、“将来不安”を解消するベストタイミングだ。
そこで億り人(おくりびと・資産1億円超えの人)になった投資家・弐億貯男氏(@2okutameo)が、わずか30万円の元手を100万円に増やす方法を伝授。このビッグウェーブに乗り遅れるな!(※株価などのデータは2021年4月14日時点のもの)
割安成長株の売買で種銭を増やす
コロナ禍のなかでも力強さが増す株式市場で、初心者は幾らの元手が必要なのだろうか?
「たとえ10万円という少ない元手でも、しっかり売買ルールを決めれば着実に資産は増やせます。資金が少ないうちはあまり分散せず、2、3銘柄に集中投資がいいでしょう。だから30万円程度のスタートからでも十分です」
そう語る弐億貯男氏は、250万円の元手を17年間で2億円にした。まずは30万円で大台100万円を目指す。
「現在はAIやデジタル化などの新しいテーマの銘柄は値動きが激しく、やや短期投資向き。初心者はまず10万円程度で買えて、株価が伸びやすい『割安成長株』で売買を重ねてほしいです」
割安成長株を見つけるためには
割安成長株の5つのポイントは、直近2~3年は増収増益か、配当性向30%以上を公約しているか、配当利回り3%以上など。そして売買ルールも事前に決めることが大切だ。
【「割安成長株」を見つけるポイント】
① 成長性:直近2~3年は「増収増益」
② 割安性:PERが15倍以下
③ 安定性:配当性向30%以上を公約している
④ 利回り:配当利回りが3%以上
⑤ ビジネスモデル:ストック型が良し
「最初は買い値より10~20%くらい上がったら売ってしまいたくなりますが、グッとこらえて“損小利大”を目指す。できれば、30%~2倍程度まで利益を伸ばしたい。反対に損失は極力抑えたいので、買い値より10%下がったら売るなど、初めは機械的であっても損切りを徹底してください」