元芸人が投資で資産8億円に。サラリーマンが億をめざす“最適解”とは
日経平均株価が一時は3万円を超え、バブル期以来約30年ぶりの高値圏で推移中。投資ブームが過熱する今こそ、“将来不安”を解消するベストタイミングだ。
そこで資産運用のプロたちが、元手の少ない人でもお金を増やす方法を伝授する。
元手が少ないサラリーマンにオススメの投資法
米国の富裕層向け調査会社「Spectrem Group」が2019年に発表したデータによれば、1億円以上の資産を持つ世界のお金持ちの資産構成では、58%が投資による資産だという。つまり、“億万長者”になる方法は投資によるものが大きい。そこで、トレーダーとして資産を爆増させている井村俊哉氏と、経済アナリストとしてブレイク中の馬渕磨理子氏のお二人に「資産爆増マインド」を聞いた!
――元手が少ないサラリーマンにオススメの投資はありますか?
井村俊哉(以下、井村):どのマーケットに資金を突っ込むかの判断は大切で、「プラスサム(プレーヤー全員の損益がプラスになる)」のマーケットに投資すべき。代表格は“株式市場”、歴史的に右肩上がりの成長を遂げています。
馬渕磨理子(以下、馬渕):私も株は今後、日経平均3万4000円程度までは上がると予想していますので、今からの参入でも間に合うと思っています。
井村:“億”を超える莫大なお金を稼ぐには2つしかない。起業か投資です。自分は起業もしていますが、事業をつくるのは本当に大変。人を雇う責任は計り知れません。一方、株は圧倒的に自由です。口座は誰でも作れますし、望むまま打ち込むことができる。すべてが自分次第。投資は「時間と情熱、そして運があれば、誰にでも微笑んでくれる」と僕は思っています。
元芸人の井村氏、投資で資産8億円に
馬渕:私は自分の身の回りにも稼げるチャンスは眠っていると思いっていて、本業だったり、趣味に近いところだったり。建築関係の仕事をしている人なら、不動産投資だっていいと思います。情報の精度が高いわけですから。
あとは成長期待の高いマーケットに忘れられるくらいの資金を分散投資しておくといいかもしれません。以前、仮想通貨に投資したのですが、価格が急落したこともあって、投資したこと自体を忘れていたんです。それが最近、仮想通貨が急騰したので思わぬ資産になりました(笑)。
井村:投資をしたことを忘れていた人のほうがパフォーマンスがいいという調査もありますよね。欲と恐怖に支配されてしまうと利益が出ません。僕もまだまだ腕を磨いている最中ですが、通算利益8億円まで積み上げることができました。
馬渕:えっ、ちょっと前まで2億〜3億円と聞いていたのに、すごい……。成功に安住せずリスクを負えるのは、井村さんのような“経営者気質”の人だと思う。
勝ち組トレーダーさんたちは、時間と手間を研究や調査に費やし、リスクを取ることで精神をすり減らしているんですよね。以前、私も同様の熱意で株をしていたとき、白髪は増えるしニキビもできるしツラかったですもん(苦笑)。