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コロナ下での転職&副業。年収アップするカギは「スキルの可視化」

学び

気軽な年収アップの近道“副業”

 一方、転職よりも気軽な年収アップの近道としてトライしたいのが副業だ。複業研究家の西村創一朗氏@souta6954)にトレンドを聞いた。

「コロナ禍で伸びた副業のほとんどが、在宅で完結するもの。ヤフオクやメルカリで仕入れたジャンク楽器をリペアし、付加価値をつけて再出品する“ネオせどり”や、『ストアカ』や『ココナラ』などのスキルシェアサービスで稼ぐケースが増えています。コロナ失業の不安や、人々のスキルアップニーズが高まっていることが要因です。サービス内でエクセル講座を開講し、コロナ禍以降で売り上げが5倍以上アップしたという事例も」

 また、Zoomなどのビデオ会議ツールの普及に伴い、地方企業や地方自治体からの副業者採用が急増しているという。

地方系の副業求人は超穴場案件

西村創一朗氏

西村創一朗氏(写真/矢野拓実)

「リモートワークの理解が広がり、地方企業が都市部在住でノウハウを持つ人材にアプローチしやすくなりました。SNSを活用したPRや首都圏への販路拡大など、ニーズはさまざま。福島県では副業専門マッチングサイトも公式に開設されました

 地方系の副業求人は、まだまだ知名度が低く、超穴場案件だ。

「副業は、成果が出るまでは時間がかかる“農耕型”。ですが、そこは割り切って今すぐ始めましょう。どれだけ早く種をまけるかが重要です」

 自分のスキルを可視化し、向上に努めることで、好条件の転職先や副業が見えてくるはずだ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【村上 臣】
ヤフーでの執行役員兼CMOを経てリンクトイン(LinkedIn)日本代表に就任。4月2日には初の著書『転職2.0』を発売

【西村創一朗】
複業研究家。リクルートキャリアで勤務の傍ら起業後、独立。パラレルキャリアの実践者であり、働き方改革の専門家としても活躍

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