「あと1年でとどめを刺す」コウテイ九条ジョーが語る、初の映画出演で変わった心境
僕らだけのジャンルを確立したい
――同期の方はどんな存在ですか?
九条:ゆりやんレトリィバァとかガンバレルーヤとか、ひょっこりはんとか、おばたのお兄さんとか、なにかしら賞を取っていたり、テレビでも通用している同期がいっぱいいますが、明らかに僕らは誰ともかぶっていないので、気にせず僕らだけのジャンルを確立していけたらと。
――「コウテイというジャンルを」としばしばお話しされてますね。
九条:代わりが利かない、僕らの国を作りたい。僕らでしか満たせないようなお笑いでありたいです。
――最後に、読者に映画公開へのメッセージをお願いします。
九条:僕の日常があなたの非日常で、あなたの日常が僕の非日常だと感じられると思います。大きな事件とかがあるわけじゃないけど、いろんな日常があって、自分もこのまま生きて行ったらいいんだなと思える。
小さなスポットで、いろんな人のドラマが起きている物語です。現実はもっと広いのだから、もっといろんな人間がいるということ。作品から、自分のなかの何かを感じ取って、共感したり、しなかったりして楽しんで、お仕事頑張ってください。
<取材・文・撮影/望月ふみ>