副業選びのポイント「手を出してはダメ」な4つの副業
ダメ副業3:「元手がたくさん必要な副業」
これは多くの人が気づいているかもしれませんが、「元手がたくさん必要な副業」も避けるべきです。店舗を出したり、初期仕入れがたくさん必要だったりする物販のように、設備投資にお金がかかる副業は金銭的なリスクが高まります。
私も、本の「せどり」に挑戦したことがあります。古本を仕入れて転売するわけですが、利益が出るように差額の計算が難しく利益率が低いので。たくさん稼ごうと思ったらたくさん仕入れなくてはならなくなります。私には向いていない、と早々に諦めてしまいました。
とはいえ、せどりや物販も、自分が本当に好きなジャンルでやるなら副業も良いでしょう。例えば、私は腕時計や楽器が好きなので、起業した今でも「時計や楽器ならば自分でも物販を楽しんでやれるのではないか」とすら思っています。
せどりや物販をするには、扱う商材についていろいろ調べなくてはなりません。その調べる作業が苦痛でないなら、むしろ好きなものなので楽しんでやれる副業になります。
ダメ副業4:「差別化要素がない副業」
手を出してはいけない副業、最後の1つは「差別化要素がない副業」です。
いわゆる「単純作業系」の副業というのは、誰がやっても同じ結果になります。データ入力、文字起こし、肉体労働系などの、いずれロボットやA Iにとって変わられるかもしれない職業を副業にするのは危険です。いくらでも代わりが効く作業というのは、頑張っても他の人と差別化しづらく、時給を上げづらいものです。
その一方で、初めての副業で「よし、やってみよう!」という時に手を出しやすいのは作業系の副業ですので、「最初の1年くらい」と割り切ってやってみるのもよいかもしれません。そこから徐々に強みを作って、ライター、デザイナー、動画作成などにチャレンジしても良いと思います。必要なスキルを身につけて固定客を見つければ、このようなクリエイティブ作業系でも月10万、20万円くらいなら十分稼ぐことができます。
ここで、他のライターやデザイナーと差別化するポイントをお伝えしましょう。それは、クライアントの「期待を超える」結果を出すことです。
例えば、あなたが副業でバナーのデザインを始めたとしましょう。バナーを頼まれたからとバナーだけを提出しても期待を超えることにはなりません。バナーと同じテイストのアイコンや、名刺に使えるイラストなども提案できたらどうでしょうか。クライアントから見て「一歩先」の提案ができるクリエイターになれれば、次も発注があるかもしれません。
あなたが副業ライターだったとして、ウェブ記事を書くとなった時に発注元から言われた記事を書くだけでなく、そこに独自の調査データや統計データを加えたり、読み手に喜んでもらえるエンタメ要素を入れるなど工夫があると、相手の期待を越えることができますね。そうすることで、次からの単価をあげることができたり、継続して依頼が来たりするようになるのです。