大反対されたブランドが300億円規模に。アパレル苦境のなか「バロック」代表に聞く闘い方
新しいカルチャーを創り、100年存続する企業を
「この先も何が起こるかわからない、いわゆる『一寸先は闇』の社会ですので、100年続く企業になるために、“規模を大きくするのではなく、精度を高める”ことに注力していきます」
既存のファッションブランドの成長はもちろん、今までの常識を覆すようなインキュベーション(革新的なものを生み出す)マインドを持って会社を成長させていくという。
「社員の平均年齢は20代と若いので、社員が何に関心を持ち、将来どんな不安を抱えているか常に意識しています。ただ単に売り上げを追うのではなく、社員の不安を解決できるような企業を目指すとともに、創業期を支えた第1世代のバトンを引き継いだ第2世代の社員一丸となって、新しいカルチャーを創れるよう取り組んでいきたい」
“一寸先は闇”のいま、バロックジャパンリミテッドは、今後どんなチャレンジを行うだろうか。さらなる発展に期待したい。
<取材・文・撮影/古田島大介>