GoToでホテル50軒・100泊した27歳に聞く「何度も泊まりたいホテル」BEST3
「また泊まりたい」と思うホテルBEST3
「都心にある憧れていた高級ホテルはほぼ網羅したので、今はお気に入りのところをリピートしている」と話す小林さん。そんな現在進行形でホテル暮らしをしている彼に、「また泊まりたい」と思うお気に入りのホテルBEST3を教えてもらった。
■ 1位:天然温泉 凌雲の湯 御宿 野乃 浅草
「都心にいながら天然温泉が楽しめます。サウナがあるのも嬉しいですね。館内が畳式で裸足のまま歩くことができるため、家にいるような安心感もあります。21時から23時の間はハッピーアワーで、お酒を1缶プレゼントしてもらえるのも最高。場所は浅草寺の近くに位置しているため、ちょっとした浅草観光もぜひ」
■ 2位:静鉄ホテルプレジオ 東京田町
「2020年7月にオープンしたばかりなので、内装も外装もとてもきれい。都心のホテルは海外観光客のためユニットバスが多いけれど、ここはバスとトイレが別。しかも両方とも広々としています。入浴剤がもらえるのもお気に入りポイント。部屋には作業しやすいデスクがあるので、ビジネスマンの方におすすめです」
■ 3位:ホテル アマネク 銀座イースト
「銀座という好立地ながら、正規料金でも4000〜5000円とリーズナブルなのでヘビロテしています。高級ホテルに比べて狭いですが、その分、お風呂が広いので窮屈には感じません。作業スペースもきちんとあるので、仕事に集中できます」
■ 番外編:ホテル パセラの森
「2022年卒の就活生なら5000名限定で10回泊まれる神企画をしています(※キャンペーンは5月31日まで)。オンライン面接があったり、地方から面接のために東京へ来たりする就活生は重宝しそう。僕は対象外ですが(笑)、気になったので先日泊まりに行きました。作業スペースがあるのはもちろん、ソフトドリンクとワイン飲み放題、デザート食べ放題、充実したアメニティと就活生でなくても満足できるホテルでした」
宿泊費は家賃の倍も「今の生活に満足」
今回挙げてもらったのは4店舗だが、小林さんいわく「おすすめできないNGホテルはほとんどなかった」とか。
「今まで泊まった都心のホテルで、おすすめできないところはほぼないですね。主要な予約サイトに載っているところはどれも優秀。写真と全然違う、ということもあまりなかったので、初めて行くこところでも躊躇なく予約できました。ただ、高級ホテルでも髭剃りや洗顔料、歯ブラシが合わないことはあるので、これらは持ち歩くと安心かもしれません」
とはいえ、当然、毎日の宿泊費が財布を直撃しそうなものだが、小林さんの1か月の宿泊費は12万円程度。横浜で一人暮らしをしていたアパート(6万円)よりは高いものの、都心のちょっと高級マンションの家賃くらいと同等だという。
「コロナで急にテレワークになったけれど、自宅では仕事に集中できませんでした。『このままだったらどうしよう』と気持ちも沈んでしまっていました。固定費が高くなってしまいましたが、精神的にも肉体的にも今の方が安定しているので、この生活をしばらく続けたいと思っています。もう少し暖かくなったら、次は熱海のほうに泊まってみたいですね」
昨今では「都市型ワーケーション」といって、都会の自宅以外の宿泊施設で仕事をするライフスタイルも注目を集めている。いきなり1か月間ホテル生活をするのは大変かもしれないが、まずは気になったホテルで、もちろん、コロナ感染には気をつけつつ、自分なりの働き方を始めてみるのはありかもしれない。
<取材・文/橋本岬 写真提供/小林宥太>