「港区家賃3万7千円」に住むピン芸人に聞く、おすすめの貧乏レシピ
レトルトごはん空き容器の活用レシピ
――使い捨ての白いトレイのことですか?
岡田:そうです。あのトレイひとつで親子丼や麻婆茄子。スパニッシュオムレツも簡単に作れます。親子丼の作り方は空のトレイに食材と出汁、調味料などを入れてラップするだけ。あとは電子レンジで“チン”すれば完成です。
僕のお気に入りはキムチ、かに玉、明太子などを具材にしたスパニッシュオムレツ。このトレイを使ったレシピのなかでは一番美味しかったです。
――時短ができて洗い物なしは一石二鳥です。岡田さんの地元、関西ならではのおすすめレシピがあれば教えてください。
岡田:関西は「粉もん文化」が根付いている地域です。やるならお好み焼きに何かを足したいと思いました。それで、関西では定番メニューのモダン焼き(焼きそばが入ったお好み焼きの一種)に入っている焼きそばを、日本そばに替えてみたら、そば粉のガレットで作ったような風味豊かなモダン焼きに大変身。撮影中の佐野くんにもお裾分けするほど美味な一品に昇華しました。
料理に目覚めたきっかけ
岡田:おつまみやおやつ感覚で僕の創作レシピを楽しみたい人には、海苔の天ぷらがおすすめです。作り方は、海苔に薄い衣を片面だけつけて油で揚げるだけ。ただし、味付け海苔ではなくて、普通の海苔のほうが美味しく出来上がります。つけだれは天つゆがマッチすると思います。
――料理に目覚めたきっかけは何でしたか?
岡田:もともと自炊派で料理は自分でも作っていて。それで最初は気になった飲食店のメニュー再現から始めることにしました。当時、僕がアルバイトをしていた「ラーメン凪」さんの超濃厚煮干しスープを再現してやろうとチャレンジしましたが、全然ダメで。次に、彼女とデートで食べた韓国料理の再現に挑戦したら、割と近いものが作れたというか。そのあたりから料理の楽しさにハマっちゃいました。
それと僕、関西人なんですけどタモリさんのことがすごく好きなんです。子どものころはよく『ジャングルTV~タモリの法則~』(毎日放送)を観てました。番組内で料理コーナーがあったのも今思えば奇遇というか。それにタモリさん自身も料理が得意な方でしたからね。