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月30万円の副収入を実現した私の時間管理術 「1日3時間」はたいてい作れる

コラム

稼げるスケジュールの立て方

 その頃、私がスケジューリングをどうやっていたか、説明します。コーチング、カウンセリングで副業する場合、コーチングのセッションをする時間は1人につき1時間、長い時で90分くらいかかります。そのセッションを1人あたり月2回行っていました。

 副業でコーチングを始めてしばらくすると、「これは、本業のコールセンターを夜勤にしたほうが効率が良いな」と気付きました。夜勤の何が良いかというと、夜20時から朝9時までなんです。頑張れば、昼間も少し起きていられますよね。そうすれば昼間セッションできるかもしれないと考えました。

 ちなみにコールセンターの夜勤は、日勤よりも労働時間が長いんです。その分、「週5日」勤務だったのが、「週4日」勤務になりました。つまり、「週3日」が休みです。月に12日を休みにできたので、これで副業ができる! と思ったのです。

 そうやって確保した時間を効率的に使うために、セッションの予約は曜日をこちらから指定して「この日のこの枠と、この枠と、この枠しか空いていません」と言っていました。そして、1週間のうち平日3日間にコーチングを3枠(3日×3枠=9枠)入れていました。そうすると、月に30日以上は枠を確保できます。休みの日にも3枠入れると40枠近くなるので、副業当時でもクライアントさん14、15人を目標にすることができました。

先に時間枠を作って仕事を入れる

時間

 先に時間枠を作ってしまい、それを案内することで、やりくりしていたわけです。時間を作ろうと思えば作れたんですよね。コーチングセッションがない空き時間は、ブログやメルマガなどの発信を行い、クライアントを増やすためのPR活動に充てていました。

 途中から、どちらが本業か、副業か、わからなくなるほど、のめり込んで副業をやっていました。体力的にはきつかったですが、夜勤にしてからスムーズに副業が回り始めました。その状態が、私の場合は1年くらい続いたわけです。

 今、冷静に考えたら、結構ブラックな働き方ですね。夜勤を終えて、朝10時に帰宅してからメルマガ、ブログ。昼にコーチングを1本やって、寝る。6時間寝て、19時くらいに起きて、20時半に夜勤に出かけるわけです。

 なぜ、1年もこんな生活ができたかというと、これは夜勤がどうこうという話ではなく、私にとってコーチングが「本業よりもやりたいこと」だったから、ということです。本業よりも楽しく、やりたいことだった。さらに言えば、自分の趣味よりも、やりたくて、楽しいことだったというのは間違いないです。これは「本質」です。人間、楽しくて仕方ないこと、やりたいことが見つかると、時間管理を勝手に上手くやるようになります。

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