僕が派遣社員から34歳で「巨大グループ企業の役員」に上り詰められた秘訣
チャレンジすることが飛躍の一歩となる
失敗しないように、事前に情報を集め、周囲の人に協力を仰いでヒントを得ることはもちろん大切です。けれど、チャレンジしなければ失敗もしなければ、成功も、成長もありません。
考えすぎて頭でっかちにならずに、若手のうちは思い切って飛びこんで色々と経験することで、新たなキャリアチャンスにつながることもあると思います。
先行き不透明な現在、今の組織で今の仕事を続けていていいのか、悶々とする気持ちに襲われることもあるでしょう。そんな時には思いきって社内のキャリアチェンジに応募してみるなどの行動を変えるといいかもしれません。
やったことがない仕事を少し背伸びしてチャレンジすることで、その次に見える景色が変わる飛躍につながるかもしれません。
シンプルなことを大切にしている
私が20~30代のビジネスで得た経験から今でも大切にしていることは、自分の得意分野を極めること(できれば1つではなく2つ以上)、その力を最も効果的に発揮できる抜け道(ループホール)を戦略的に選ぶこと、そして期待に応えるために全力で取り組むこと、の3つです。いたってシンプルですが、私だけでなく、誰にでも通用することだと思います。
そうして日々積み重ねてきたことが今の私を作っています。コロナ禍の現在、業務内容に基づいた人材を採用・契約する「ジョブ型雇用」の導入を選択する企業が増えていたり、副業が解禁になったりと、働き方の選択肢は増えています。
従来の日本では当たり前だった終身雇用・年功序列が崩壊しつつある中、欧米型のビジネスモデルである「ジョブ型雇用」では、より仕事の専門性が求められます。
若いうちこそ、いろいろなチャレンジをして自身の得意分野を見出し、極めていくことが今後のキャリア形成につながっていくと思います。
<TEXT/株式会社オリエント代表取締役 二宮英樹>