慶應卒ナンパ師が断言する「恋愛力の鍛え方」。アプリに頼った時点で負け
さまざまなマッチングアプリがリリースされ、今やアプリを介した恋愛・結婚は当たり前のこと。コロナ禍で、直接人と出会う機会も減り、この傾向は今後ますます強まっていくと予測される。
しかし、前回の記事で「マッチングアプリで、日本人のコミュ力が低下している」という持論を展開したのは、慶應義塾大学卒業後、同大学院政策メディア研究科研究生を経て、パリ大学留学という異色のナンパ師・零時レイ(@nanpasireiji)氏。
5年間の引きこもり生活を経て、NLP(Neuro Linguistic Programing、神経言語プログラミング)を応用したコミュニケーション理論を独自で構築し、ナンパの道へ。そんな零時氏がインタビュー後編で語るのは「自粛に負けないコミュ力の鍛え方」だ。
自粛中こそ「チャラくなれ!」
コロナで下がったコミュ力、そして恋愛力を取り戻すため、零時氏は「マッチングアプリに頼らない、感情や表情の筋トレ」を推奨する。
「一口で言えば、自粛中こそ『チャラくなれ!』です。そのためにはいろんなキャラを瞬時に切り替えられるトレーニングが効きます。オラオラ系キャラ、おどけた変顔キャラ、爽やかな笑顔のキャラ、めちゃカッコつけたナルシストキャラなどです」
なぜこのような“キャラ変”が重要なのか?
「自粛生活がもたらしたのは、スマホやPCの画面を見続けることによる“無表情化”です。オンラインミーティングでいつも無表情で、ふてくされたような顔をした中年の上司や取引先を見かけませんか? あれは彼らだけではなく、あなたもそうなっているんです。気づかないうちに国民全員がそうなってるんですよ」
「出会いがないからアプリ」は悪手
無表情化を防ぐためにも「オラオラ系キャラ」を推奨する零時氏だが、こうしたテクニックは「あくまでも直接会ったときに使うから意味があるんです」と語る。
「表情力や演技力が鍛えられず、無表情化が助長されてしまうアプリに頼った時点で、対面での自己主張能力が信じられないほど落ちます。誰かに練習台になってもらい、キレた時の言葉や表情をトレーニングした人とそうでない人ではオスとしての雰囲気が明らかに変わるんです。マッチングアプリやLINEばかり使っていると、負け確定なんです」
むろん、「本当にキレる必要はなく、キレるくらいに表情や声を激しくすることが大事」だというが、そうしたトレーニングの最大のメリットは、恋愛力だけではない。「恋愛に限らず、ビジネス面でも圧倒的に存在感を発揮できるから」だという。