「売れているビジネス本」ベスト10!会話を上達させる一冊も
2:世界はひそかに、だんだん良くなっている
治安、貧困、環境汚染、そして感染症。こうした問題を考えていると、「世界はどんどん悪くなっている」という気がしてきます。しかし、大ベストセラー『FACTFULNESS』は、その感覚は間違いだと指摘します。統計的にみえば、世界は確実に良くなっていっているのです。
たとえば、世界で極度の貧困にある人の割合は、過去20年で半分になりました。ところが、これをクイズとして出題すると、9割以上の人が「約2倍」か「あまり変わっていない」と誤答してしまいます。
私たちにはさまざまな「バイアス」があり、それがものごとの認識を歪めてしまいます。新型コロナで不安が広がる今だからこそ、データにもとづいて世界の正しい姿を認識し思い込みを克服する力、「ファクトフルネス」を身につけましょう。
3:適当に話をして、なんとなく仲良く
仲の良い人とのおしゃべりは楽しいものですが、微妙な距離感の人と「雑談」をしようと思うと、肩に力が入ってしまいます。第3位の『超雑談力』は、雑談の目的は「微妙な間柄の人と、適当に話をしながら、なんとなく仲良くなる」ことだといいます。
つまり、おもしろい話をする必要はなく、和やかに会話が続きさえすればいいのです。これを知っておけば、雑談のハードルはぐっと下がります。
初対面の人との会話、上司との気まずい沈黙、取引先との商談など、あるあるなシチュエーションを題材にした会話を続けるテクニックは、どれも取り入れやすそうなものばかり。「話術」を磨かずに「雑談力」を鍛えたい方には、本書がお勧めです。