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東大アメフト部、有名私大…高学歴なのに仕事ができない人の特徴

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矢加部さん

ライフプロデューサーの矢加部英達さん

 高学歴といえば「プライドが高い」ことが、「良くも悪くも本人の成長に深く関わってくる」と矢加部さんは言います。

高学歴よりも、本人のモチベーションが高い人が、成功します。ある有名なアパレルブランド会社でのことです。18歳の高卒の女性スタッフと、22歳の有名女子大卒の社員が同じ店舗で売上を競った時に、18歳の高卒スタッフがダントツに成績が良かったそうです。

 理由は、22歳の女性はアパレル会社に入社が決まる前に、テレビ局、CA、広告会社を全部落ちて第一志望ではなかった会社に入った。ところが18歳の高卒スタッフは、ファッションが大好きで、本命のアパレル会社に入社できたんです。やる気満々で、多少のことではへこたれないタフさがありましたね」

3流大卒が外資系に転職で大逆転!

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 さらに「企業のカルチャーにフィットしたことも成功の秘訣」と、前述のポイントを繰り返し、矢加部さんは指摘します。

「企業のカルチャーにフィットしているかどうかを判断する上司の存在も大きいですね。某3流大卒の男性が美容系の会社の営業部に配属されましたが、日焼けした顔でスーツも着用せずに営業すると“下品”というイメージが強くなり、提案もはみ出したものが多かったので成績が振るわなかったそうです」

 ところが、そんな彼に転機が訪れます。なんと、ある外資系社長が彼を「面白い」と引き抜いたのです

「型破りな提案やドラスティックなものの動かし方を高く評価したため、外資系の会社で彼はめきめきと頭角を現し、億単位の売上をはじき出して、ついに日本支社長にまで上り詰めました。どの世界でも出世のキーマンは“上司”。彼の場合も外資系社長との出会いが人生を決めました」

「学歴ではない」と主張する矢加部さんは、転職する際のポイントを次のように指摘します。

30代で独立後も年収1000万円稼いだ秘訣とは?

「なぜこの会社に入ったのか、辞めたのか、なぜ大手だったのか、中小だったのか、ベンチャーだったのか。根底にあるあなたの基準(決めるポイント)を企業の担当者は知りたいはずです。

 ひたすら一人でコツコツとやる仕事は別として、人に教えることができない人は転職の場合、学歴を問わず不利になります。またプライドが高いために嘘をつく人は、すぐに転落してしまいますね」

 さらに学歴を問わず成功する人の共通点を、矢加部さんは「人間力」と力説。

「例えば有名なメーカーのSEを退職して独立した30代の男性が、独立した年に、年収が1000万円を超えました。彼はとても優しい人で、人の話に熱心に耳を傾ける聞き上手。人望がある。『同じような案件をやってくれる人はたくさんいるから、それだったら彼に頼もう』というクライアントが多く、あっという間に会社が大きく成長したそうです」

 20代の頃から「人間力」を培うことが、結局は、成功につながるのです。

<取材・文/夏目かをる>

コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。『週刊朝日』『日刊ゲンダイ』「DANRO」「現代ビジネス」などで執筆。
Twitter:@7moonr

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