コロナで眠ってる「スーツの寿命」を延ばすコツ。黄ばみ、カビが発生する前に
リモートワークの浸透は我々の生活を大きく変えました。それはビジネスマンの服装についても言えることで、今まで通勤で着ていたスーツやジャケットの多くが、タンスやクローゼットに眠っているのではないでしょうか。
のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者が意外と知られていない「ビジネスウェアのお手入れ」を紹介します。
厚みがあるハンガーを活用しよう
着用頻度が下がることで、実はこれまで以上に保管やメンテナンスの重要度が増すのです。クリーニングから返ってきたばかりのスーツを、ビニールがついたたまま掛けておくのは、通気性が悪くカビの原因になりやすい……という話もあります。正しい手入れの方法をしっかり身につけていなければ、大切なスーツの寿命が短くなってしまいます。
そこで、普段何気なく使っているであろう「ハンガー」を見直してみたいところです。
自粛の影響から、スーツやジャケットをクローゼットに入れっぱなしにする期間も長引いていると思います。肩に厚みのないハンガーは「スーツの型崩れ」の原因になりますので、厚みが3センチ以上あるジャケット用ハンガーを活用すれば、正しい型をしっかりと維持することができます。
詰め込みすぎるとシワが…
また、洋服同士の間隔も改めて見直しましょう。詰め込み過ぎたクローゼットでは、スーツに取れにくいシワがつくからです。これを防ぐにはハンガー同士の間隔が7~10センチ程度になるよう心掛けます。
ただし、必然的に収納キャパシティーが減ってしまい、その結果、クローゼットに収まらない洋服も出てくるかもしれません。この際、整理・処分も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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