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3泊6000円〜で都心に“別荘”を。都市型ワーケーションを体験してみた

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コモンスペースは広々。テレビにキッチンも

 外履きからスリッパに履き替えて、2階のワークラウンジ(コモンスペース)に案内してもらう。広々とした空間で、テレビや作業机のほか、本棚、さらには冷蔵庫やコンロが備わったキッチンもあった。ここにいたら余裕で自炊はできてしまいそう。

 私がチェックインしたのが夜8時だったため、ほとんど人がいなかったが、後日、平日の夜に訪れると、常時2~4人がくつろいでいた。どうやら平日の昼間から夕方にかけての時間帯は宿泊者たちが集まって最も混み合うようだ。ちなみにワークラウンジの隅には鍵付きのロッカーがあり、宿泊者は自由に荷物を預けることができる。

チヨダ

無造作に置かれたビーズクッションでくつろげる

 5階建てのビルを改装した「unito CHIYODA」は、3階が女性専用、4階、5階の男性専用の宿泊フロアになっている。フロアごとに鍵がかかっており、チェックイン時に教えられる暗証番号を入力してから中へ入る。

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コモンスペースにはキッチンとカウンターもある

カプセルホテルのような室内

 フロア内はカプセルホテルのような作りになっており、「POD」と呼ばれる二階建てのカーテン付きの部屋が合計12室用意されている。

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「POD」の入り口から室内をのぞいた光景

 POD中は布団が敷かれている以外は、収納ケースを兼ねた机があるだけで、正直かなり殺風景だ。ただ、電源コンセントやFree Wi-Fiは用意されており、余計なものが視界に入らないぶん、仕事に集中できる環境といえるかもしれない

 ちなみに私がフロアに入った時点で、PODの前にスリッパは1足しか置かれていなかった。土日は宿泊者が少ないと聞かされていたので、てっきり宿泊者は私以外に1人だけかと思っていたが、冷蔵庫を開けてびっくりした。名前が書かれたスナック菓子やエナジードリンクが大量に入っており、実はそれ以外にも沢山の人が泊まっていたのだ。

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PODの内部。体感的には2畳ほどの広さか


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作業台が開いて荷物を収納することもできる

 フロア内はBGMが何もかかっておらず、空調設備のぶぉーんという重低音がひびく。この日は夜遅かったため、PODの中でメール処理などをこなしたが、視界に余計なものが入らないので本当に集中ができた。

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