パチンコに依存した32歳主婦の後悔。ギャンブルをしない夫を選んだのに…
暇を持て余してパチンコ店に
育った環境ゆえに、結婚相手の条件にギャンブルをしないことを重視した田中さんですが、なんと自分がギャンブルの沼にハマってしまう結果に。どうしてそうなってしまったのか、少し気まずそうにしながらも田中さんは答えてくれました。
「正直自分がパチンコにハマるなんて想像したこともありませんでした。でも、今の私は正真正銘のギャンブル中毒です。両親を苦しめ、嫌悪の対象だったのに……」
パチンコにどうしてハマってしまったのでしょうか……。
「専業主婦って暇なんですよ。結婚前は憧れていましたが、実際に蓋をあけてみると、とにかく時間を持て余すんです。で、つい魔が差してしまいました。でも、最初からそんなつもりだったわけではないんです。『あんなに真面目な父がハマってしまったパチンコってどんなものなのか?』という好奇心からなんです。1回だけだと思って座った台がまさかの大フィーバーしてしまい……。そこからはお決まりのコースですね」
時間とお金を管理されるように
「私のパチンコでの浪費は夫にもバレていて、家庭はもうほとんど崩壊しています。家庭を壊さないためにギャンブルをしない夫を選んだのに、私がギャンブルで家庭を壊すなんて笑うに笑えないですよね」
具体的に家庭はどのように壊れてしまったのか、恐る恐る尋ねてみると想像以上に凄惨な状況でした。
「家庭内格差と言えばわかりやすいでしょうか。家庭の中では私に人権はありません。お金は1円単位で何に使ったか、今なにをしているのかを1時間おきに夫に報告しなければなりません」