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達成可能な目標を設定するために。プロが教える4つのヒント

学び

目標を実現させるためのヒント1、2

 次に、立てた目標を実現しやすくする4つのヒントを紹介します。

■ ヒント1:目標実現した時の状況をイメージする
「組織目標や数値目標を達成したら、こういういいことが起きているはず」という場面をありありとイメージしましょう。例えば、「オリジナリティあふれるプレゼンができている」「大型案件が決まり、クライアントさんと固い握手を交わしている」「チームメンバーで祝杯をあげている」など、成果を出す人はイメージの力を多用しています。

■ ヒント2:少し高い目標を設定する
 成果を手にする人は、上手にハードルを設定しています。「今の自分にはできないけれど、努力を積み重ねたり、力を合わせたりすれば、実現可能」という範囲で目標設定をします。チャレンジ目標のような少し高い目標を設定すると目線が上がり、ほどよい緊張感が生まれます。

目標を実現させるためのヒント3、4

先延ばし

『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(だいわ文庫)

■ ヒント3:自分の価値観を知る
 仕事のモチベーションの源泉は人それぞれです。まずは、次の3つのうち、最優先している価値観がどれかを考えてみましょう。

「人のつながり系」
・お客様からのありがとうと言われる
・チーム全員でやり遂げる

「達成系」
・コンペに勝つ
・社長賞の受賞

「技術追求系」
・独創性の追求
・スキル、専門性を磨く

■ ヒント4:「自分なりの意味づけ」をする
 目標を実現することで自分は何を手にしたいのか、この部分は一人一人違います。ヒント3で確認した「自分の価値観」を土台に、何のための目標かを考え、意味づけしていきます。

 例えば、「人のつながり系」の価値観を持つ人であれば、今回の目標を達成することで、「新人Aさんのスキルアップに関わり、リーダーとしての力量をあげるために一緒に目標を達成する」といった感じです。

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 2021年は、ぜひ自分自身を理解し、やりがいを持って取り組めるような目標を設定することから始めてみてはいかがでしょうか。

<TEXT/株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役 大平信孝>

目標実現を専門とするメンタルコーチ。株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発し、これまで1万人以上のリーダーの部下育成に関する悩みを解決。近著に『先が見えなくても、やる気が出なくても 「すぐ動ける人」の週1ノート術』(PHP研究所)、『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(だいわ文庫)

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先延ばしは1冊のノートでなくなる

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