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「7000万円のマンションを買いたい20代夫婦」への世間の反応に思うこと

コラム

 マンションブロガーの、のらえもんです。

「いつかはマイホームが欲しい」と思っている20代は少なくないと思います。でも、20代のうちに買うべきか? 予算はどのくらいが適性なのか?は、悩みどころですよね。

 先日この連載で書いた記事「7000万円のマンションを買いたい20代夫婦、可能かリアルに計算してみた」についての反響が予想以上にありました。さまざまな角度からのご意見・ご指摘ありがとうございました。

住宅 不動産 夫婦

※画像はイメージです(以下、同じ)

 インターネットの自由な発言は歓迎すべきものだと思いますが、反響をよく読むと角度の違いが垣間見えた気もするので、こちらで補足させてください。

住まいにはリセールバリューという要素がある

前回の骨子
・夫29歳、妻28歳・第一子妊娠中、2020年はじめに入籍の新婚カップル
・どちらも地方から大学進学を機に上京した地方出身者
・お互いの勤務先・田町に通いやすい範囲内でマンション選び中
・住宅購入予算はざっくり7000万円、2人の貯金500万円
・額面世帯年収は1150万円(夫700万/妻450万)
・FP診断としては共働きを続ける限りこの予算でも可能。
・予算はほぼ確定。この結果に基づいて次回以降、マンション選びに入っていく

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 例えば家を自動車にすると、車種別にリセールバリュー(以下RV)が公開されています。ステーションワゴンやセダンは値落ち率が高く、SUVやミニバンは値落ち率が低いという傾向はインターネット上で公開されています。

 一般的に新車を3年乗ったあとに売ろうとすると、全車種業者買取平均値落ち率は50%ほどになりますが、ごく一部の車種ではこれが20%程度で済むということが知られています。逆に60〜70%値落ちする車もあるということです。

コロナ禍でも都心の需要は高まっている

不動産 上昇

 これと同じように、住宅に関してもRVが出やすいマンション、出にくいマンションの傾向があります

 自動車ほど顕著ではありませんが、RVにポジティブな影響を与える要素を挙げると、都心に近い・駅から近い・大規模である・階数が高いなど……こういった個別要素が組み合わされてRVの濃淡が出てきます。逆に、これから人口減少エリアである・駅から遠い・環境が悪い・ライバル物件と比べて劣るところが多いといったマンションは、最初安くても値下がり率は平均以上となります。

 ですので、不動産マーケットを何年も見ていると「今後も価値を維持しやすい物件」「価値が目減りしやすい物件」というのは自然とわかるようになります。

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