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DeNAを辞めた20代女性が、パラレルキャリアを歩めた理由「好きなことを仕事に」

ビジネス

突然、降ってきた言葉で独立を決意

 白鳥さんは2019年にCCLの代表から降りますが、サークルは100名超に成長。そして、2020年1月に「私にしかできない仕事」をやりたいと独立を決心します。

「DeNAの仕事は学びも多かったですし、とても楽しくやりがいも感じていました。でも、私でなくてもできる仕事だなと思ったんです。もっと私を必要としてくれる人のために仕事をしたいと3月末に退職を決断しました」

 独立を決意した時点では、バレエとピラティスを組み合わせた「バレティス®トレーナー」の仕事を主軸に考えていました。ですが、予期せぬコロナの影響から、対面レッスンができなくなってしまい、「個人向けオンラインコンサル」をメインに転換をします。そう答える白鳥さんの懐事情を聞いてみました。

「コロナで予想外のことはたくさんありますが、収入に不安は全くありません。現状は、Instagramでのマネタイズ化をメインに、多くの女性のコンサルティング相談を受けています。口コミでお客様も増え、コロナ禍でも最高月収を達成できました。年収も昨年は超える見込みです。クライアント層は、副業や独立に興味をもつ女性をメインに、サロンオーナー、最近では法人企業からもご相談を受けています」

独立前から、SNSを通して経営者訪問

白鳥

バレティス®レッスンを行う白鳥さん

 OL時代に培ったスキルが、現在のコンサルティング業にも活かされているのでしょうか。

「人事採用業務を通じて、人との折衝・調整能力は相当鍛えられたと思っています。やはり人のキャリアに携われる仕事は、やりがいがあって好きですね。どちらの会社でも人事に関する仕事をしていましたが、パソナはどちらかというと感覚・感性派で自由な感じ。一方でDeNAは断然のロジカル派、スピードも重視され、優秀で尊敬できる方も多い会社でした。私はもともと感性重視で生きるタイプだったので、DeNAでロジカルシンキングやスピード感を鍛えられました」

 現在のような働き方を築けた理由について、白鳥さんは「特に秘訣というものはない」と前置きしつつ、このように話してくれました。

「CCL代表をしていた頃には経営者の方にお会いしては、自分たちの活動の話をしていました。Facebookから連絡し、勇気を出して色々な方とお会いしているうちに『頑張っているから応援するね』『今度紹介するね』と応援をされるようになりました。そういった人脈が、自身の成長に繋がり、また独立時の相談にも乗っていただけました」

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