“屋根なしのリアル実家”で撮影したMVが衝撃。希帆が語る幼少期のエピソード
重盛さんは、いろんなきっかけをくれた“恩人”
――重盛さんがきっかけで、コンプレックスが武器に変わっていったんですね。
希帆:そうなんです。すごく客観的に見てくれたんですよね。「恥ずかしいことじゃないんだ」ってラクになれました。それまでは、仕事で出会った人に小さい頃の話をすると、正直引く人もいたし、気を遣われたりして、「あ、言わないでおこう」って思うことが多かった。でもさっちゃんに話しているうちに「言っていいことなんだ」って思えるようになりました。
親友でもあるし、芸能界の先輩でもあるし、お姉ちゃんみたいに甘えちゃうし……よくわからない関係なんですよね。でもお互い友達がいないんで、本当に貴重な存在です(笑)。人生の中でいろんなきっかけをくれた人なので“恩人”がしっくりくるかもしれません。
――芸能界を目指すきっかけは?
希帆:実家にテレビはあったので、とにかくテレビに出ている人が魅力的に見えたんですよね。高校生のときにふと「演技がしてみたい!」って思って、「よし、今日は絶対スカウトされにいくぞ!」って、初めて原宿の竹下通りに行ったときに声をかけてもらったのが、この世界に入ったきっかけです。
だから今回のMVも、自分の過去の再現だけど、演技っちゃ演技なのですごく楽しかったです。やりたいことが実現できた感じで。
もんじゃ焼き屋とスナックでバイトの日々
――今、芸能以外の仕事も? 今回のMVをきっかけに、少し忙しくなったのでは?
希帆:もんじゃ焼き屋さんとスナックでめちゃくちゃバイトしてます! 全然忙しくないですよ(笑)!
――これまでもバイトはいろいろやってきたんですか?
希帆:高校生のときから6〜7年、マクドナルドでバイトしてました。従業員割引で安く食べられるってきいていたので、小さい頃マックが食べられなかった反動で(笑)。最後の頃はマネージャーを任されていました。お給料日の夜は必ず全品290円の焼肉屋さんでお肉を食べるのが本当に楽しみで。懐かしい〜。
――今、仕事のモチベーションとなっているのは?
希帆:YouTubeとかSNSの、応援してくれてるみんなのコメントですね。SNSはアカウントを自分で管理しているので、コメントは全部読んでます。唯一、応援してくれてる方と繋がれるツールなので。コメントを読んでいると、実家を公表したことも「これでよかったんだな」って思えます。