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“屋根なしのリアル実家”で撮影したMVが衝撃。希帆が語る幼少期のエピソード

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 タレントの希帆さん(29)が9月28日に配信したシングル「uchiseiuchi feat.友達」のミュージックビデオ(MV)が話題を呼んでいます。

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希帆さん(29)

 本作は、公私共に仲の良いタレント・重盛さと美さんのプロデュースによって制作された楽曲で、10月1日にはYouTubeでMVが公開。すると、MVの再生数が322万回を超える状況に(11月26日時点)。

 MVが撮影されたのは希帆さんの“リアル実家”で、屋根なし、床なしという衝撃のビジュアル。幼少期の貧乏エピソードを歌った完全ノンフィクションなラップに、コメント欄では「元気付けられた」「悩みがどうでもよくなった」などの声がたくさん寄せられています。今回は希帆さんにMV撮影の裏話や、家族への思いなどを聞きました。

実家を公開することで「心がラクに」

――楽曲をリリースすることになった経緯を教えてください。

希帆:さっちゃん(重盛さと美)が企画して作ったラップMV「TOKYO DRIFT FREESTYLE」に“友達”として出してもらっていて、それがものすごく話題になったことで、もともとはレーベルさんからさっちゃんのほうにソロデビューのオファーがあったんです。

希帆:だけど、さっちゃんが「2人で作ったのに、一人でデビューするのはいやだ」って言ってくれて、(重盛さと美の)プロデュースで私がソロデビューさせてもらえることになりました。さっちゃんは私の実家が貧乏だっていうことも知っていたので「ラップを作るなら希帆ちゃんの幼少期のことを曲にしたい」「実家でMVを撮りたい」と言ってくれて、今回の「uchiseiuchi」になりました。   

――実家でMVを撮りたいと言われて、どう思いましたか?

希帆:「あぁ、これで貧乏だってことが公になっちゃうんだ……」という少し複雑な気持ちと、「もう隠さなくていいんだ」とラクになる気持ち、どちらもありました。

 さっちゃんと出会ってもう13年くらい経つんですが、最初の5年間くらいはずっと貧乏だってことを隠していたんです。でも、いざ作り始めるときには「私のありのままを出せるのはここしかない」と気持ちを切り替えて、絶対良い作品を作ろうと前向きになれました。

バスタオルで自作浴衣…衝撃の“実話歌詞”

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――実家には今は誰が住んでいるんですか?

希帆:お父さんが1人で住んでます。だからあの撮影もちゃんと許可をもらって。朝の10時から夜の11時くらいまでずっと撮影していたんですけど、お父さんは足が悪くてあまり動けないので、じつは撮影中もずっとあの家の四畳半の居間にいたんですよ。たまに、お父さんが感激して泣いているのが見えて……。あぁ、ちょっとはパパに親孝行できてるのかなって思いました。

――MV撮影で印象的だったことは?

希帆:私の貧乏エピソードをもとにした「バスタオル2枚で作った自作浴衣」って歌詞があるんですが、再現して持って行ったら、さっちゃんもスタッフさんもみんな本当にビックリしていて(笑)。私にとっては普通のことだったので「私って貧乏だったんだ!」って、改めて気付かされました。あと、花火をさっちゃんと2人でやるシーンがあって「なんか、友達っていいな」って思いました。昔はお金がなくて花火もできなかったんですよ。

――「お風呂の存在知った8歳」「ザリガニ焼くとまぢで旨いよ」など、かなり衝撃的な歌詞もありますが、全部実話なんですか?

希帆:はい、全部実話です。ノンフィクション。さっちゃんに「歌詞を書くけん、事情聴取させて~」って言われて、いろいろ話したなかで再現できるものや韻を踏めるものをたくさん組み込んでもらってできた歌詞です。

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