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ジュノン出身・白洲迅が、BLドラマに初挑戦。「一緒に苦悩しました」

暮らし

1つの作品を作り上げることの楽しさ

白洲迅

――お芝居にハマったり、好きになったりするターニングポイントはありましたか?

白洲:僕はデビューが『テニスの王子様』のミュージカルでした。同世代が集まって、部活のような感覚で、1~2年やり続ける状況が続いていました。みんなでひとつの作品を作り上げることの楽しさを、本当にひとかけらずつつかんでいきました。

 そしたら、お客さんが見てくれて、応援してくれたんです。それが何かやりがいのようなものに繋がって、気づいたら今に至っている感じです。ただずっと目の前のことに精一杯でした。

――お仕事を続けるなかで、影響を受けた人はいますか?

白洲:吉田鋼太郎さんはドラマもご一緒させていただいていますが、舞台でご一緒したときに、本当に命を懸けてというか、「魂を削ってやっている」という言葉が浮かんだんです。ご本人がそう口にしたわけではなく、稽古場での居方(いかた)や、舞台で演じている姿を拝見しながらそう感じました。

もっともっと自分を知っていきたい

線上の僕ら

――それはすごいですね。

白洲:はい。その姿を見て、自分だって頑張っていると思う反面、でも命をかけるところまでできているだろうかと。正直、ちょっと悩んだ時期もありました。「命をかける」なんて、大きな言葉ですから。

 でも今は、憧れる部分もありながら「それぞれのスタンスがあるのだから」と少しフランクになれています。「舞台上で芝居しながら死にたい」という人もいるけど、とにかくその役に真摯に向き合っているのであれば、それぞれの形でいいのかなって。

――現在、20代後半ですが、30代以降の展望はありますか?

白洲:役者の仕事に関しては、先のことは本当に見えないのですが、とにかくもっともっと自分を知っていきたいです。自分が気持ちよく、楽しくなれるように。でも、苦しいことがあるからこそ見つけられる楽しみもある。とにかく、自分自身に寄り添って、自分に耳を傾けながら、自分を知っていきたいと思っています。

<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/茂手山貴子 スタイリスト/持田洋輔 衣装協力/アタッチメント、イエスタデイズ トゥモロウ、メアグラーティア、ワンダーランド>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

【公開情報】
Life 線上の僕ら』はRakuten TV、ビデオマーケットほかにて配信中
ディレクターズカット版が11/21~シアターセブン(大阪)、12月~シネマスコーレ(愛知)にて公開
さらにディレクターズカット版のBlu-ray&DVDが12月23日発売

(C) 「Life 線上の僕ら」製作委員会 (C) 常倉三矢/芳文社

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メ切り:11月19日(木)
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