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「座ってるだけの会議」を有意義に変える“上司への一言”

学び

有意義な会議で「的確な解決策」を

ビジネス

 ここで「ムダな会議で良い」という回答が来ることはありません。ポジティブな回答が得られたら、次は議題についても質問言葉で引き出していくだけで充分です。いざ会議が始まると、これまでただ座っていただけの会議が一変し、有意義な時間へと変わっていきました。

 定例や習慣が落とし穴となり、いつの間にか会議のための会議になっていたりします。上記のような“質問言葉”を使い、先輩や同僚、メンバーから意見を引き出してみてください。ビジネスを進めるにあたり、論争に勝つ必要はありません。より的確な解決策を見つけることが重要なのです。

 今後自身が意思決定していく上で、意見の違いは判断材料の引き出しを増やしていく糧となります。論争に勝つことに注力するよりも、さまざまな視点での引き出しを持つことを意識しながら最適な解決策を探し出し、その策を実行するための仕組みを学ぶことで、「つまらない会議」を「有意義な時間」へと変えていきましょう。

<TEXT/ワークスアイディ株式会社執行役員 奥西佑太>

ワークスアイディ株式会社執行役員、西日本事業部長。業務改革コンサル、デジタル戦略立案・DX支援を行うとともに、データドリブン、キャリア戦略論、働き方改革など幅広い分野の研修講師を務める。『キャンスタ編集部』では「ビジネスをもっと面白く」をコンセプトに、働く日常における“問い”について発信

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