KDDIは“地味”でも携帯業界2位を堅守。驚きの高年収と働きやすさは
セグメント別の営業利益は?
こちらを踏まえて、KDDIの業績推移を確認していきましょう。業績推移も2番手らしく、2000年10月のグループ合併以降、着実に売上と利益を積み上げていることがわかるグラフでした。
続いて、セグメント別の営業利益推移を確認します。2000年3月期~2012年3月期についてはセグメント改編が頻繁で、すべて含めるとグラフが非常に見づらくなるため、2013年3月期以降の値に絞っています。結果、2013年3月期以降は全セグメントで営業利益が黒字となっており、パーソナル(個人向け)セグメントが利益の大半を占めている状態でした。
子会社、関連会社も数多く存在
では、パーソナルセグメントでは具体的に何を扱っているのでしょうか。決算短信によると「個人向けの通信サービス(au・MVNO携帯電話、FTTH、CATV)及びエネルギー、教育サービス、コマース、金融・決済、エンターテインメントサービス等の提供」が主なサービスとなっており、関連会社も数多くあります。
[連結子会社]
沖縄セルラー電話(株)、(株)ジュピターテレコム、UQコミュニケーションズ(株)、ビッグローブ(株)、(株)イーオンホールディングス、中部テレコミュニケーション(株)、(株)ワイヤ・アンド・ワイヤレス、auフィナンシャルホールディングス(株)、Supershipホールディングス(株)、ジュピターショップチャンネル(株)、ジュピターエンタテインメント(株)、(株)エナリス、KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.、MobiCom Corporation LLC
[持分法適用関連会社]
KKBOX Inc.、(株)カカクコム、auカブコム証券(株)
冒頭で言及したUQコミュニケーションズ以外にも、インターネットプロバイダ(ビッグローブ)や英会話(イーオン)、果てはデジタル広告・マーケティング支援企業(Supership)や音楽ストリーミングサービス(KKBOX)・価格比較サイト(カカクコム)・インターネット証券(auカブコム証券)までも傘下におさめており、幅広い領域をカバーしています。