高円寺をコントの町に?鬼越トマホーク坂井が語る「果てなき野望」
古着やライブハウス、商店街にある高円寺グルメなど、“表”の高円寺の魅力に触れるのもいい。それだけでは少し刺激が足りないという人に向けて、「高円寺のゴールデンタイムは夜12時を過ぎてからが面白いんです」と、鬼越トマホーク坂井良多さん(@sakai026)と、構成作家のなんぶさん(@ko_nambu)が話す、ディープな高円寺を味わえるスポットを教えてもらった。
また、今年の「キングオブコント2020」は惜しくも優勝は逃したが、ニューヨークと空気階段が準優勝と第3位に輝いた。大会前夜におこなわれた本取材で「高円寺芸人から優勝者が出る確率が高いですよ」と予想していた2人。「高円寺チャンネル」の最終目標に掲げる登録者数2万人の理由とは? 第1弾、第2弾に次ぐ、「高円寺チャンネル」インタビュー第3弾(最終回)です。
高円寺で行ってみたい「夜の遊び場」
――今はコロナで行けないかも知れませんが、高円寺の夜の遊び場でおすすめはありますか?
なんぶ:高円寺はお金を使わなくても夜歩きながら人間観察するのも面白い。高円寺の「すしざんまい」の朝方はカオスですね。寿司なんか頼まずに醤油をなめならずっと飲んでる人とか。あと、山形料理居酒屋「まら」の近くにあるビリヤードとダーツが楽しめる「リスク」ってお店とか。
坂井良多(以下、坂井):そこは、タイムマシン3号の関(太)さんが368日いるって噂の。遊び系は高円寺チャンネルが一番疎いジャンルで、上級高円寺民には「なんでお前らスナックとか紹介しねえんだ」って言われるんですけどね。
上級高円寺民もとい、下級日本国民たちが幅利かせてるお店が多かったりするから。あとは“伝説のヒモ”って呼ばれた元AKB48の川崎希さんの親父がやってるスナックとか。話は面白いですけど、すごいクズ野郎ですから(笑)。歩きながら探してみるのも。
なんぶ:あとは「居酒屋竜ちゃん」とか。
坂井:早稲田通りのところ伝説のAV男優の山本竜二さんが経営されてる飲食店があって。しゃべりも面白くて、“日本で一番ニワトリを抱いた男“って呼ばれてるんですけど。それこそ『全裸監督』の村西とおるさんやレジェンド男優の加藤鷹さんとかがいた嘘のようなぶっ飛んだ話が聞けるので、行ってみてほしいです。
なんぶ:ただまあ、30年住んでる僕でも、まだインパクトのあるお店を発見することがあるんで、本当にまとまりのない街ですよ(笑)。
高円寺を再び芸人の町にするために
――今後、高円寺に移住させたい芸人さんは?
坂井:近場ではデニスの植野行雄ですね。今は可愛い感じでやってますけど、もともとはモヒカンでチンピラの不良外人ですからね。今の仮の姿から、高円寺で元の姿に戻してやろうと思ってます(笑)。
なんぶ:あの人が高円寺でバーとかやったら伝説になるぐらい流行ると思いますよ。
坂井:大阪でいうと、見取り図さん。上京してきたら三軒茶屋とか五反田に住むより、盛山(晋太郎)さんは高円寺の才能を感じます。汚いから(笑)。
なんぶ:リリーさんは三茶に行きそうなイメージですけど(笑)。
坂井:今は少し遠ざかった納言の薄幸とかも戻ってきて欲しい。それから僕の親友で1つ年上だけどタメ口の岡野陽一がいるんですけど。借金王のくせに阿佐ヶ谷で間接照明とかつけた家に住んでるんで、高円寺の風呂なしアパートに投げ込みたい。
なんぶ:いいでしょ! せめて風呂あるところで(笑)。