“大人の選択”は湾岸か、埼玉か。住宅選びのオススメ駅<のらえもん×すんで埼玉>
住みたい街ランキング上位に「大宮」「浦和」
――今年4月にリクルート住まいカンパニーが発表した「住みたい街ランキング2020」について、お2人はどうみていましたか?
のらえもん:ランキングをみるとトップ10に大宮と浦和があるんですけど、外から見ても顔になる2大都市があるのは埼玉の素晴らしさだなと思うんですよ。1位は横浜だけど、山手やみなとみらいとか広範囲を含んでの結果ですし、こうして再注目されているエリアがあるのはうらやましいですよね。それこそ、50位圏内に豊洲がないから(笑)。たぶん、湾岸は外から見たら街の印象がないのかもしれない。
すんで埼玉:外から遊びに来るような街ではないですしね。
のらえもん:でもね、2位の恵比寿や3位の吉祥寺は正直「本当に住めるの?」という疑問すらありますけどね。物件価格をみて言ってるのか、というか。
すんで埼玉:感覚的ですし。ランキングに上がっている街以外のエリアを、知っているのかとも思いますしね。
のらえもん:そうですね、大宮と浦和が上位陣に載っているのは素晴らしいです。埼玉の時代来ているかもしれない。
湾岸タワマンに「合理的に考えて埼玉」チラシをまく
――そろそろ対談のお時間も残りわずかとなってきましたが……。ここで少し、余談とはなるのですが、今年8月に2人で湾岸にチラシを撒いたそうですね。
すんで埼玉:僕が一度、新聞の折込広告で宇都宮線の土呂駅周辺に「すんで埼玉」のチラシを撒いたことがあるんですよ。でも、1400部用意してもまったく反響がなくて悔しくて。それなら次は豊洲で撒いたら面白いかもしれないとつぶやいたら、のらえもんさんが反応してくれて、一緒にチラシを撒こうみたいな流れでした。
のらえもん:豊洲周辺でヘンテコなキャラクターが「合理的に考えて埼玉」ってチラシを配る、なんだケンカ売ってるのかと思ったから(笑)。
すんで埼玉:いやいや、湾岸に住んでいる人たちはきわめて頭がよくて合理的だと思っているので、親和性が高いのかなって。例えば、偏見ではあるものの、文京区に住んでいる人はその土地へもうすでに根付いていると思うんですよ。そこへ撒いても埼玉へたぶん来ないだろうし、昔からの東京の人たちではなく上京して頑張って、よい伴侶も見つけて成り上がってきた人たちが多いと思ったから、埼玉も選択肢に入るんじゃないかというねらいもありました。
のらえもん:湾岸は純粋に街が好きで住んでいる人のほうが多い印象もあるけど、卒業していく人も多いんですよ。その人たちがどこへ向かったかは追跡してないので知らないですけど、土地柄としては日本でもマンションの取引が日本一多いエリアですし。
短いと2年ぐらいで出ていくイメージもありますけど、今のところ物件価格が下がりづらい地域でもあるので、入りやすく出やすいのかもしれないですね。埼玉で戸建てを買ってしまうと、たぶん出づらいだろうし。
すんで埼玉:そうですね。不可能に近いかもしれないです。浦和みたいに地価がが上がり続けていてアクセスのいい場所のマンションはごく一部ですし。だから、浦和を湾岸に仲間入りさせてください!
のらえもん:お断りします、おそれいります。