バチェラー司会・坂東工、コロナ下こそ「アートの重要さを感じてほしい」
20代で大事なのは、虚勢を張ること
――では、坂東さんが仕事で貫いていることがあれば、教えてください。
坂東:僕が大事にしているのは、実感と衝動。スポーツ選手でいう“ゾーンに入る”みたいな感覚なんですが、衝動的に動くことでアートを生み出す自分が息づいているような気がしています。人に迷惑をかけることも、危険なこともありますが、僕は“絶対体験主義”。したいことは何でもする性格ですね。あとは、人の心を動かせるような自分でいたいというのも意識しています。
――それでは最後に、若い世代の読者に向けてメッセージをお願いします。
坂東:僕が20代のときにしていたのは、虚勢を張ること。やったことがないことでも「できます!」とつねに答えてきましたが、とりあえず自分にアクセルを踏み込んでみることですね。そうすると嘘からまことが出ることもあるんですよ。
そのおかげで、いまも自分の実力以上のことができているんだろうと感じているので、何かを始めたいと思ったら、1日でも早くそこに向かうこと。着実に行くことなんて考えずにまずは動いたほうがいいですよ、というのは伝えたいですね。
<取材・文/志村昌美 撮影/山田耕司>