「会議は5分前入室」オンラインのビジネスマナーを新入社員に聞く
オンラインのビジネスマナーを意識
山田さんが所属する部署でも、いつ誰が出社するのかをSlackだけでなく、グーグルスプレッドシートで管理し、オフィス内が密にならないよう出社人数を把握しているそうです。
「いまでも面談には先輩も同席してもらっています。また、オンライン営業ツールを使ってITフリーランスの方との面談のロールプレイングを行っています。ベルフェイスというツールで、レコーディング機能を使って自分のロールプレイングを収録し、反省点をチェックしています」
また、オンラインならではのビジネスマナーもあり、彼女も上司や取引先に対して、さまざまな配慮をしているとか。
「早めの行動を心がけていて、オンラインミーティングが始まる5分前には入室します。また、Slackでは、要件を先に伝えるとともにメッセージが長々しくならないように気をつけています。あるいは長文になる場合、概要を電話などで伝えてから、詳細はテキストで相談しています。お互いに顔が見えていない分、自分から進んで報告・連絡・相談することが大切だと感じるようになりました」
Google Meetで同期とランチ
では、同期社員とのコミュニケーションはどのようにとっているでしょうか。
「本当なら、飲み会などでコミュニケーションをはかりたいところなのですが……コロナ禍で全員家にいる状態だったので、昼食の際にGoogle Meetをつなげてみんなで食べたりしていました。先輩からもらったフィードバックを、同期でスプレッドシートで共有することもありました」
なかなか同期とも顔を合わせられない中、仕事をしていく上での環境作りやモチベーションを保つのは大変そうです。山田さんも「私は実家暮らしですが、もし一人暮らしだったら(モチベーションを維持するのは)相当ツラかった」と語ります。
「ひとり暮らしの同期は、まず自宅のネット環境を整えるのに苦労している人もいたようです。私も、まずオンラインミーティングのために家の“白い壁”を探すのに苦労しました(笑)。落ち込んだときには人と話す時間を作るようにしてます。上司や先輩だけでなく、家族も身近な話し相手になっています」