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新型MacBook、発表前に買うべきか?現行モデルAirとProを検証

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MacBook Proはコスパが微妙?

 そんなMacBook Proでも、Air同様にキーボードが刷新され、バタフライキーボードの“修理地獄”から解放される。Pro派にもようやく“買い時”が訪れた感じがする。

 ただしMacBook Proの場合、最小構成の13インチモデルを購入すると、CPUが古い「第8世代」のものとなってしまう。最上位の16インチモデルを選んだ場合も、CPUは古い「第9世代」となる。

 したがって、性能に優れた「第10世代」のIntel Coreプロセッサを搭載しているのは、13インチで定価188800円(税別)以上のモデルだけとなる

 Airの場合には定価104800円(税別)で第10世代モデルが選べることを考えると、どうしても割高感がある。これに関しては用途による部分も大きいため、有志が行っているベンチマーク(性能テスト)等も参考にして選ぶのが良いだろう。

中古Macの気をつけたいポイント

MacBook

 Macは中古取引が活発で、型落ちモデルでも比較的高値で取引されている。しかし現在は、中古やデッドストックとして出回っているMacノートを買う際には慎重にならなければいけない。理由は前述した「バタフライキーボード」の故障問題である。

 筆者も2016年にMacBook Proを購入したのだが、バタフライキーボードの度重なる故障に悩まされた。このキーボードでは、使い続けているうちに、キー押下が誤認識される現象が起こるのだ。同様の症例は世界中から報告されている。

 Appleはユーザーの指摘を認めつつ、原因を「外部からの塵・ほこりの浸入」だとしている。これには疑念もあるが、いずれにせよ、通常の使用で故障が頻発するバタフライキーボードは完全な欠陥品である

 今からバタフライキーボード搭載機種を買うつもりならば、Appleが提供する「キーボード修理プログラム」への理解のほか、一定の覚悟が必要だろう。バタフライキーボードが採用されている機種は以下の通り。

・MacBook(2015〜2017)
・MacBook Pro(2016〜2019)※2019年に発売された16インチモデルは除く
・MacBook Air (Retina 2018〜2019)

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