「心が折れそうになった」Dream Shizukaを救ったEXILE先輩たちの言葉
落ち込んだとき必ず誰かが見ていてくれる
――これまでに道に迷いが生じたり、心が折れそうになったことはありますか?
Dream Shizuka:常に迷っていますし、心が折れそうにもなります。実際に折れたこともありますし。
――折れたことも?
Dream Shizuka:もう無理かもとバキバキに折れたこともありますよ。何度も地元に帰ろうと思いました。でもそのときどきに、周りの人に助けてもらっているんです。つなぎとめていただいているというか。最初でいうとDreamが解散になるとき。もう明日からお仕事がない、どうしたらいいんだろうと途方に暮れていたときに、以前同じライブに出演していたHIROさんとのご縁で、LDHに移籍させていただきました。
その後も、メンバーが卒業し、もう無理かなとみんなが思っていたときに、EXILE ATSUSHIさんに「人は限界だと思った3倍いけるから」という言葉とともに、曲をプレゼントしていただきました。自分が落ち込んだときに、必ず誰かが見てくれていて、引っ張り上げてくださるんです。
「エンタメって、ないと面白くないよね」
――それまでの頑張りがあってこそでしょうね。最後に、まだまだエンタメ界、特に舞台は厳しい状況が続いていますが、だからこそ改めて感じているエンタメの大切さをお聞かせください。
Dream Shizuka:こういう仕事をしている身としては、「なくてもいいじゃん」みたいな雰囲気になってしまうのはすごく悲しいことです。かといって、「こうだから必要なんだよ」と強くいえない自分もいます。でも、絶対になくなっちゃいけないとも思っています。だからこそ、必要だと感じてもらえる作品なりを届けていかなきゃいけない。
今回の『フラッシュダンス』も、今やらせていただける意味をすごく感じていて、「やっぱりエンタメって、ないと面白くないよね」と、言葉じゃなくて、実際に感じてもらわないと意味がない。だからこそ、この世界で、発信し続けていきたいと思っています。
<取材・文:望月ふみ>