「心が折れそうになった」Dream Shizukaを救ったEXILE先輩たちの言葉
Dream、E-girls、DANCE EARTH PARTYのメンバーとして活躍し、2018年12月からはソロアーティストとして活動中のDream Shizukaさん。キャストとして名を連ねるミュージカル『フラッシュダンス』(岸谷五朗演出、愛希れいか主演)がまもなく上演されます。
稽古中のDream Shizukaさんが、舞台への意気込みに始まり、ソロとして活動している今の心境、これまでにグループで学んできたこと、先輩から受けた影響、かつて壁にぶち当たり、「心が折れた経験」まで、率直に語ってくれました。
普段の私は大人しくて、陽より陰
――世界中で超有名な映画の日本版ミュージカルへの出演です。
Dream Shizuka:世界観がとにかくかっこよくておしゃれで、私もすごく好きな映画のひとつです。その作品がミュージカルとなって日本で上演され、今回、作品に参加させていただけることは、素直にめちゃくちゃ嬉しかったですし、同時に自分にできるのかなという不安もありました。でも、お話をいただいたということは、きっと何か意味があるのだろうと前向きに捉えて、全力で頑張っていきたいと思いました。
――主人公アレックスのダンサー仲間で親友のキキ役ですね。
Dream Shizuka:4人組のひとりです。演出の岸谷さんからも「4人バラバラでいい」とおっしゃっていただいていますが、「なんでこの4人が仲良しなんだろう」と思うくらいバラバラなタイプが揃っています。そのなかでもキキは、とにかく明るく元気で、みんなを笑いで盛り上げていくような役割で、普段の自分とは全く違います。
――Shizukaさんは、姉御肌と言われることが多いですよね。
Dream Shizuka:そうですね。「さん付け」で呼ばれることが多かったり、なぜかアネキ的な感じになりがちです。でもキキは常に冗談を言い、ちょっかいを出しているタイプ。岸谷さんからも、普段の私は大人しくて、陽よりは陰の要素が強いし、そのほうが得意だと思うけれど、キキは真逆を行ってほしいと言われました。今までの私を知っている方は、ビックリされるんじゃないかと思います。
ソロになって「しゃべるのが好き」を発見
――今回は4人組ですが、Shizukaさんもグループで活動されてきました。それも3つのグループで。陰のタイプだとのことですが、グループにいたとき、「自分はこういう役割だ」と考えていることはありましたか?
Dream Shizuka:グループでは役割分担が大事になってくるので、Dreamのときはこういう役割、E-girlsのときはこう、といったことは確かにありました。
――それがソロになったわけですが、不安は?
Dream Shizuka:めちゃめちゃありますよ。不得意なこともやらなければいけないし、それこそ全部が自分次第なので。いかに周りに頼ってきたのか、サポートされてきたのかを痛感しています。
――不得意なことも挑戦するようになって、逆に自分の新たな面を発見したことは?
Dream Shizuka:意外と人見知りではないのかなと。あまりおしゃべりではありませんし、第一印象では怖がられることも多かったんです。周りが元気だったので特に。なので、自分自身、コミュニケーションについて一番心配していました。でも、お仕事として必要ですし、初対面の方とも自分から話してみようとやってみたところ、思っていたよりも、「あ、こんなに簡単なことだったんだ」「私はしゃべるのが好きだったんだ」と。そういう部分はすごく変わったというか、新たな発見でした。