体が弱い彼女を気遣えず…LINEの言葉選びに失敗した20代男子
熱を出した彼女に出てしまった言葉が…
2人が付き合いはじめて半年、長谷川さんはある過ちを犯してしまいます。その日は長谷川さんが24歳になる誕生日でした。Yさんが1か月も前から計画してくれていたデートを、長谷川さんはとても楽しみにしていました。
しかし、その日の朝になってYさんから「熱を出してしまった」とLINEが来たのです。普段ならYさんを心配し、デート中止でも仕方ないと思う長谷川さんでしたが、この日は楽しみだった分、とても悲しくなってしまいました。
そして、Yさんへ「体調管理をしてほしい」という言葉をつい投げかけてしまったのです。
「それまでのモヤモヤもあって、冷静になる前に返信してしまったんですよね……。それが本音といえば、確かにそうなんですが、でもそうじゃなくて……。もっとほかに掛ける言葉はあったはずなのに、きちんと言葉を選べなかったんです」
彼女への想いと、悲しい結末
もちろん誕生日のドタキャンについても、かなり申し訳なさそうに何度も謝ってきたYさん。そのたびに長谷川さんはなだめ、Yさんは悪くないと伝えました。しかし、体調が回復したYさんから送られてきたのは、別れを告げるLINEだったのです。
「情けない話なんですが、何度も何度も別れたくないと懇願して引き止めようとしました。それでも、Yちゃんは僕が好きだからもっと他の人と幸せになってほしいと言って聞き入れてくれなかったんです。完全に僕が悪いんです。でもYちゃんもずっと謝っていて……」
結局、Yさんの強い意志で別れることになってしまった2人。Yさんは別れた後も周囲の友人たちが気を遣わないよう、長谷川さんに対し、気丈に振る舞ってくれるそうです。
「絶対に僕が悪者にならないよう友人たちにも話してくれましたし、本当にそういう子なんですよ。正直未練たらたらで、今だってまだ復縁したいですし。だからもう少し友達を続けて、またチャンスが来るのを待ちたいなって思ってます」
<TEXT/つる>